◇大須賀友(36)愛知支部103期

 2008年11月に蒲郡でデビューして選手生活14年9か月となる。
 2021年後期から5期連続A2。「これまではボートレーサーとしては無難な感じでした」と振り返る。しかし、大きな変化が現れた。5月から10月が級別審査期間となる2024年前期適用勝率は現在、6・40とA1初昇格ペースだ。

 2走前の徳山では2018年6月平和島以来5年1か月ぶり4回目の優勝を飾った。「久し振りの優勝は、それまでの3回よりも何かメッチャうれしかったですね。もう優勝できないと思った時もありました。優勝戦は17連敗中で、その間に1号艇でも負けていたんで…」と感慨深げに振り返る。

〝予感〟はあった。今年はここまで7優出と自己最多ペース。「優出回数が多かったんで優出を続けていれば、いつかは優勝はできるのではとも思ってましたけどね」と明かす。前走の若松でも節一級の舟足に仕上げ、準優3着と優出まであと一歩と奮闘した。

 浮上のきっかけは今年から130期の荒木颯斗、131期の松田真実の2人を相次いで弟子として受け入れたことだ。「もともと自分のために弟子を取りたいとは思っていました。初めに同じ斡旋になった荒木にお願いされて、その1週間後に松田からも頼まれました。弟子のレースは全部見て、頻繁にアドバイスを送ってます。4月の荒木の初勝利は自分の事のようにうれしかった。松田の方が手がかかるかな(笑い)」という。

「師匠」という立場になったことで生活も一変した。「弟子を取ったことで気合も入ったし、やる気が出ました。ボートレースのことを考える時間が、ゼロから100倍くらいになった。今は休みの日でも何か見つけるようにしてます。ペラだったり、練習だったり。以前は休みで1人の時は1日中、家でゲームばかりだったけど、今はほとんどしてません。全く時間がないんで…」と話す表情も充実している。

 その効果も早速、出ている。「ターンが前よりもマシになったかな。弟子に教えていく段階で『こうだろうな』っていう発見もありました。体の使い方が変わったというか…」と弟子を指導していく過程が自らのスキルアップにもつながった。

「今は毎日が充実しています。もちろんA1は目指したいですね。弟子とともに責任感を持ってやっていきたいです」

 師匠と2人の弟子――〝三人四脚〟でボートレーサーとしての道を歩んで行く。

☆おおすか・ゆう 1987年10月31日生まれ。愛知支部の103期生。愛知県出身。2008年11月に蒲郡でデビュー。2009年8月に尼崎で初勝利。通算4V。同期に深谷知博、黒井達矢、渡辺和将、秋元哲、小野生奈、清水沙樹ら。