俳優の市村正親(74)と鹿賀丈史(72)が20日、都内で行われた「DaiwaHouse presentsミュージカル『生きる』制作発表会」に出席した。本作は黒澤明監督の同名映画をミュージカル化。2018年に市村と鹿賀のダブルキャストで初演され、20年に再演。今回が3度目の公演となる。

 鹿賀は黒澤明監督の息子・久雄さんから聞いたという秘話を披露。「(監督が)『鹿賀丈史は使えるかもしれないなぁと言ってたよ』と言われたので『何を見て?』と聞いたら『料理の鉄人』って(笑い)。黒沢監督、『料理の鉄人』を見てるんだと思って。そういう意味では一番インパクトの強い仕事だったかなと思う」と話し、笑いを誘った。続けて「舞台というのは本当に面白いものです。こういう時代だからこそ、見ていただきたい」とPRした。

 一方の市村は初演の時に志村けんさんが観劇に来た時のエピソードを明かした。「楽屋に来てくれて、涙を流しながら『これが本当のミュージカルだ』と、けんさんが言ったのを思い出しました。『本当にいいよ』っていろいろな人に宣伝してくれた。天下のコメディアンの志村けんさんのお墨付きの作品です。そういうことを思い出しながら、また『生きる』をやれることをありがたいと思う。生きてこの芝居に参加できるということは、これほど素晴らしいことはないんだなと思います」と話した。