ジャーナリストの松谷創一郎氏が15日、都内の日本記者クラブで行われた「『ジャニーズ問題から考える』(2)芸能界の構造問題」と題された会見に出席し、芸能界全体が抱える問題点を指摘した。
松谷氏は日本の芸能プロダクションの歴史を解説し、プロダクションが制作の段階から関わることで、コンテンツへの影響力を強めていった経緯を紹介した。
また社会人類学者の中根千枝氏が提唱した、感情的で序列を重んじる「タテ型」の構造こそ、ジャニーズ事務所という組織だと分析。
そのような組織は分裂しやすく、トップが退場すると崩壊しやすいと説明した上で、「ジャニー(喜多川)さんが存命中からずっと指摘してきましたが、中根さんの理論通りになりました。逆に言えば、それほどジャニーズ事務所が古い会社であることの証左でしょう」と指摘した。
さらにジャニーズ事務所と強く結びつき、報道を控えるメディアに対しても、「忖度をし続けること自体が共犯だと思っています。ジャニーズから離れたら芸能界で活躍できないかもしれないとなると、(メディアと事務所の)構造自体が今回の性加害を生じさせてしまったことになる」と強く批判した。
また直近の数年間で多くのタレントがジャニーズ事務所から離れたことについては、「メリー(喜多川)さんの〝にらみ〟が利かなくなったことが大きいと考えています」と持論を展開。
「メリーさんは、ジャニーさんに好きなことをやらせて、自身は(所属タレントに)にらみを利かせる人。それが一番分かりやすく出たのがSMAPの解散騒動だったと思うんですけど。2020年の夏ぐらいの段階で表には出てこなくなって、翌年に亡くなった。そのことが強かったかなと思います」と、メリー氏が亡くなった影響が大きいと指摘した。












