サッカー元日本代表・中田英寿氏(46)が14日、都内で市販日本酒の世界一を決める「SAKE COMPETITION 2023」表彰式にプレゼンターの1人として登壇した。

 サッカー選手から〝旅人〟に転身し、来月で丸17年。中田氏は今、日本酒の魅力や文化を世界に広める活動もしている。これまで訪れた酒蔵は300以上。この日は黒いレザージャケットできめ、旧知の蔵元らをねぎらった。

〝日本酒の伝道師〟よろしく、囲み取材ではうんちくを語りまくった。まず、どんな酒に注目しているか聞かれると、日本酒に関する知識の有無や年代を問わずあらゆる層が「飲みやすい、で、疲れづらいお酒っていうものが人気が出るのかな」。

 日本酒の未来を語る場面では、こんな指摘も。

「嗜好品というものの変化っていうのは、日本酒に限らずいろいろ。当然ファッション業界だったり、時計や車、いろんなところに影響を及ぼしているのかなと。それだけ単純なるモノへの興味というところから背景、歴史というところに、人の考え方が移っている時代でもあるのかなと思います」

 最後は「普段ってどのくらいお飲みになる感じ?」という質問が飛んだ。

「普段ですか? 僕はその、お酒が好きだから飲むということはあまりないですね。それよりもやはり知るということが好きで、普段はお酒に限らず、どういう考え、どういうような技術、どういう原材料使うとどういうものができるのかという…。そこの作り手の背景を知る、その結果がどういうふうになるのかっていうのを、飲みながら逆算で考えるのがすごい好きですね」

 探求心は相当だ。「なので、あまり同じものをおいしいからたくさん飲むということはなくて、できる限り知らないものをいろんな所で飲んでいくことによって、いわゆるその先には文化、自然みたいな背景が繋がってくるんで、そこに自分はやっぱり感動を覚えるというか…」。中田氏は独特な飲み方を明かした。