歌舞伎俳優・市川猿之助(47)の〝救急搬送事件〟は、今も多くの謎に包まれている。関心を集めたのが、事件の第一発見者にして猿之助の〝遺書〟に名前があった付き人の40代俳優Xだ。猿之助がXに〝心酔〟するきっかけは、いとこで俳優の香川照之(市川中車=57)だったという。

 猿之助は5月18日、東京・目黒区の自宅で睡眠薬を服用し、意識がもうろうとした状態で発見された。一命を取りとめたが、ともに睡眠薬を服用した両親は死亡。死因は向精神薬中毒で、警視庁は慎重に捜査を続けている。

 猿之助は「女性セブン」に報じられる自身のハラスメント疑惑報道を悲観した。事件後、警視庁の事情聴取に「家族で死んで生まれ変わろうと話し合った」「(両親は)自分が用意した向精神薬を約10錠、自ら飲んだ」などと供述。自殺ほう助で逮捕される可能性も報じられている。

 事件で世間の関心を集めたのは、女性マネジャーとともに第一発見者になった俳優Xだ。現場にあった猿之助の〝遺書〟に「愛するX」「大好き」「次の世で会おうね」などというメッセージと併せ、自身の全遺産をXに相続する旨が書かれていた。

 当のXは1日発売の「週刊文春」の直撃取材に「人違いだと思います」などと別人物と主張。「猿之助さんが死のうが関係ない?」と聞かれると「関係ありませんね」と〝塩対応〟だった。

 とはいえ、Xは猿之助と約4年前から交流をスタートさせ、運転手兼付き人を務めていた。舞台にも多数出演。地方公演ではホテルの同室に泊まるほど信頼を寄せられていた。飲み会の場など私生活も一緒に過ごすことが多かったとされる。

 猿之助が〝ラストメッセージ〟にXの名前を残すほど〝心酔〟するようになったきっかけは、昨年8月に起きた香川の銀座ホステスへの性加害報道だったという。

「猿之助さんはドラマやCMなどを降板した中車さんに、救いの手を差し出し、共演の機会を増やした。一方で〝後見人的〟な立場になったことで、取材現場などでは中車さんのことを聞かれることも増えた。マジメで繊細な面がある猿之助さんはそれに悩むようになったが、サポートしたのがXさん。時に取材相手に声を荒らげてさえぎるなど猿之助さんを必死に守った。猿之助さんはそんな姿にますます信頼を寄せていったんです」(梨園関係者)

 文春の直撃取材に冷たい対応を見せたXに、猿之助を慕う歌舞伎俳優や梨園関係者は怒りの声を上げたが、見方によってはあえて猿之助を突き放したようにも見える。

 Xが一連の事件のキーマンになっているのは間違いない。