◇小野生奈(34)福岡支部103期

 3月の若松で約1年1か月ぶりに産休からの実戦復帰を果たした。復帰を前に「練習もあまりしてなかったし、不安はありました」とポツリと漏らしたが、復帰初戦をらしさ全開のまくりで制すと、予選をオール2連対の快走。惜しくも優出こそ逃したが、節間3勝、オール3連対とさすがの存在感を見せた。「それでホッとしましたね」と安堵の表情を浮かべていた。

 続く福岡ヴィーナスシリーズでは復帰後初優出(5着)。長期欠場前と同様の強さを見せているが、自身は「まだ感覚は戻っていないです。ターンする時に力を入れないといけないところで、前みたいに力が入ってないというのはあります」と課題を口にする。

 ただ、その一方で「今の方が刺激的。昔はA1だったし、プレッシャーを感じていたけど、そのプレッシャーもないですからね。今の方が楽しめています」とレースに臨む心境に変化があったことを打ち明ける。

 今後について「今は目の前の一走一走を無事故で走ること。ちょっとずつ、しっかり走ってレース勘を取り戻すのが小さな目標ですね。大きなところではA1に戻りたいというのはあります。ただ、それは出走回数とか家のこととかもあるので、結果的についてきたらいいなと…」と〝完全復活〟への青写真を描いている。

 直前の徳山GⅢオールレディースではⅤ戦1枠を手にしながらも悔しい3着。復帰後初Ⅴはお預けとなったが、近況の活躍ぶりを見ても時間の問題だろう。再び大舞台で活躍する姿をファンは心待ちにしている。

〈小野生奈・6月の出走予定〉
◇5~10日 芦屋ヴィーナスシリーズ
◇23~28日 まるがめヴィーナスシリーズ

 おの・せいな 1988年10月2日生まれ。福岡支部の103期生。福岡県出身。2008年11月に芦屋でデビュー。2010年5月の芦屋で初勝利。2013年12月の蒲郡W優勝戦で初V。2017年8月の芦屋レディースチャンピオンでGⅠ初V。通算21V、GⅠ1V。同期に深谷知博、黒井達矢、渡辺和将、秋元哲、古沢光紀、喜井つかさ、清水沙樹ら。