◇島村隆幸(32)徳島支部109期
〝侍〟がボートレース界に旋風を巻き起こしている。14日に児島GⅠ71周年記念で優勝。「調子良過ぎますね」と照れ臭そうに話したように4月にGⅠ初Vとなった宮島69周年記念に続くGⅠ連続Vを決めた。
「宮島でGⅠを勝てたのはうれしい。デビューしてからGⅠは取りたいと思っていた。その前後の連続優勝を考えても、いい流れできていると思う」と淡々と振り返るが、近況成績は〝飛ぶ鳥を落とす勢い〟という言葉がピッタリと当てはまる。
3月22日に住之江で今年初Vを決めると、続くからつでも優勝。さらに宮島でGⅠ初Vを飾ると江戸川でも優勝と4節連続V。その後も2節前の宮島で準V。そして児島GⅠで優勝と快進撃を続けている。
この絶好調の要因は何か? 自身は「結果は出ているけど、ターンとかレースぶりとか、そういうのは特に変えてないし、変わってない」という。
調整面に関しても「ペラは毎節変えている。試しながらやっている。同じ水面でも時期や気象が違えば同じペラで行けるとは限らない」と慎重なコメントに終始しているが、この試行錯誤が好結果に結びついている。
「宮島で言うとGⅠの時はエンジン自体が良かった。でも、GWの時の方がバランスは取れていい感じだった。ペラの仕上がりならGⅠより上だったかも」と分析。これをもとに児島GⅠでは宮島GWシリーズのペラ調整をベースにしたことが奏功し、快速仕上げに成功。GⅠ連続Vにつながった。
7月には児島SGオーシャンカップに出場する。「どのペラの形がいいとかは分からない。児島は今回のGⅠのあとに一般戦を走って、そのあとにオーシャンCなので、多く走った分がアドバンテージになってほしい」と話すように、SGに向けて大きな収穫をつかんだと言ってもいいだろう。
130期の三木晴斗を初めて弟子にとり「師匠」という肩書も増えた。「初めてだけに分からない面はある。何か聞かれたらアドバイスしています。師匠という立場が自分にどう影響しているかは分からない」という段階だが、近況の成績を見る限り、大きなプラスになっている。
そして、長髪を結う〝侍スタイル〟がトレードマークになりつつある。こちらは「切らなかったからこんな風になっているだけ。狙って伸ばしているとかではない」と、こだわりはない様子だが、果敢にトップレーサーに切り込む〝侍イメージ〟が定着しつつあることは間違いない。












