宇都宮競輪GⅢ「開設74周年記念 宇都宮ワンダーランドカップ争奪戦」が18日に開幕する。今シリーズは競輪界の至宝、神山雄一郎(55=栃木)の通算900勝達成が大きなトピックスとなる。

 2月向日町FⅠの初日に899勝目を挙げて以来1着がなく、ここまで足踏みが続いている――。

 ファンのみならず業界全体が神山の偉業達成を待ち望んでいる。特に主催者である宇都宮市の思いは特別なもので、参加選手に配られる大会記念用のウエアに、神山の名前とサインをデザインして入れた。

 神山個人が作成するならまだしも、オフィシャルの大会ノベルティに現役選手の名前が刻まれるのは異例中の異例だ。それだけ〝神山雄一郎〟が刻んできた歴史の重みがある。

「自分では恥ずかしいから着ないけど、周りは喜んで着てくれているし、みんないい後輩ですよ。つくってくれた人もありがたいです」と控えめにはにかんだ。

 初日4Rは初連係の中嶋宣成がセットされ「地元で決められたら最高だけど意識すると身体が動かなくなっちゃうからねぇ。普段通りですよ」と飾らぬ平常心で挑む。