【高須幹弥院長&SKE48野村実代対談(1)】アイドルグループ「SKE48」で人気急上昇中なのが野村実代(20)だ。ラジオのレギュラー番組スタートに加えて4日には国内最大級のファッション&音楽イベント「Rakuten Girls Award」にもモデルとして出演する。今、乗りに乗っている野村を高須クリニック名古屋院の高須幹弥院長(48)が直撃。4回シリーズの第1回では野村を挫折から救った元AKB48・峯岸みなみとの秘話が明かされた。

 高須 僕はTeam Eの倉島杏実ちゃんのファンなんですが、みよまる(野村のニックネーム)のこともずっと応援していました。今やSKE48を代表する存在に成長してくれて本当にうれしいです。

 野村 高須先生とは誕生日(2月1日)が一緒でいつもお誕生日おめでとうツイートをしてくださるのが楽しみでした。私も同期の倉島推しなので好みも合っているんじゃないかなと思ってます。

 高須 みよまるのビジュアルはステージでも本当に映えますよね。身長(168センチ)も高くてスタイルが良いし、手足が長く、小顔で輪郭もきれい。目の開きが良くて黒目が大きいから目力も強い。SKE48にこんなにかわいい子がいるんだと日本中、世界中に発信して皆さんに知らせてあげたいなと常日頃から思っていたんです。

 野村 ありがとうございます。素直にうれしいです。

 高須 僕が応援している倉島杏実ちゃんと一緒に2016年10月にSKE48の8期生オーディションに合格したわけだけど、前年5月に行われた「第2回AKB48グループ ドラフト会議」にも参加。お姉さん(元AKB48の野村奈央)がAKB48のチームKは1巡目指名されたけど、みよまるは指名されなかったよね(注・このときのドラフト会議では最終候補者47人のうち24人が指名され、指名漏れとなった23人は舞台裏で号泣していた)。

 野村 小学6年生のときでしたね。ドラフトが終わってから(ショックで)しばらくは部屋から出ることができませんでした。でも姉を指名したチームKの峯岸みなみさんと島田晴香さんが(指名あいさつのため)うちに来てくださって、そのときに励ましの言葉をかけてくれたんです。それで復活しました。

AKBを卒業した峯岸みなみ
AKBを卒業した峯岸みなみ

 高須 どんな言葉だったんですか?

 野村 私は会ったら絶対に気まずくなるだろうと思ってずっと部屋に引きこもっていたんです。峯岸さんたちが帰りの車に乗るときに玄関に行ってドアからのぞいていたら私に気付いて駆け寄ってくださいました。「(ドラフトで指名されなかったことで)AKB48のこと嫌いになった?」と峯岸さんに聞かれたので「嫌いになってないです」と答えたら「いつまでも待っているから絶対に受けてね」って言っていただきました。(ドラフト指名されず)自分の中では落ち込みモードだったんですが、あのひと言ですごく励まされたし、絶対また(48グループを)受けようと思ってそこで決意は深まりましたね。

 高須 峯岸さん、いい子ですね。

 野村 めちゃめちゃいい人ですよ。本当に大好きです。

 高須 「第2回AKB48グループ ドラフト会議」でSKE48のチームKⅡに1巡目指名された水野愛理ちゃんとも仲が良かった。

 野村 ドラフトの合宿でもいつも一緒でしたからドラフト後もよく会っていたんです。愛理ちゃんからも「(SKE48を)絶対に受けてね」って言われました。愛理ちゃんに誘われて栄で行われたSKE48のライブを見に行ったんです。メンバーみんながすごくキラキラしていて「私もSKE48になりたい」「絶対に受けよう」と思いましたね。

 高須 アイドルになりたいという気持ちがさらに強まった

 野村 ドラフトで落ちてからSKE48の8期を受けるまで1年ちょっとの期間に自分には何が足りなかったんだろうって、すごく考えました。自分の中でもっと美意識を高くしてかわいくなりたいと思い、メイクもたくさん研究しましたし、日焼けもしないように気を付けてましたね。(AKB48に所属している)姉からもいろいろ学びました。姉からよく言われたのが「実代がいつ(48グループに)入れるかわからないけど入ったらあいさつだけはしっかりしなさい」ということでした。

 高須 その頃から努力してたんだ。すばらしいプロ根性だ。

 野村 私はSKE48に(青春を)捧げるからファンの方もスタッフの人も安心してほしいなっていつも思いながら活動してます。

 高須 SKE48には自分の人生を捧げる価値がある。

 野村 価値があるというか、なんだろうな。私はSKE48になりたかったけれど1回落ちて…。だからこそ必死になって頑張りました。そんなに簡単な道を歩んで(アイドルに)なったわけじゃないから今の環境が当たり前じゃないことがわかっています。だから今はSKE48のメンバーとして全力で生きようっていう気持ち、ただ一心なんです。アイドルを続けることもなかなか覚悟が必要です。大変なことはたくさんあるけど、それでも続けたいっていう気持ちがあるから、みんな頑張っている。そういう気持ちを持ってる人がいないとグループは終わってしまうので、その気持ちは持ち続けたいなって思っています。