俳優の永瀬正敏(56)が都内で31日、主演映画「GOLDFISH」の公開記念舞台挨拶に立った。
1980年代に活躍した「亜無亜危異(アナーキー)」をモデルに、かつて人気絶頂だったパンクバンドの再生と葛藤を描いた作品。この日は劇中の架空バンド「ガンズ」メンバー役がそろい、初監督を務めたアナーキーのギタリスト・藤沼伸一(63)も登壇した。
藤沼がモデルとなったイチを演じた永瀬は「少し雰囲気というかニオイというかを常に浴びていたくて、常に監督のそばにいました」。食事の時も藤沼は「視線をいつも感じてました」とのことで、永瀬は〝あぁ、アレから食べるんだ〟などと観察していたそう。
永瀬は今回、藤沼から事前にギターの弾き方を習った。中学時代はコピーバンドをかじりギター志望だったが、リズムがズレてすぐクビに。そんな過去には言葉少なの永瀬だが、藤沼がこんなエピソードを明かした。
「一回俺が弾いたのを、永瀬さんがスマホの動画で撮って、家で勉強されたんだと思うんスけど、すぐ現場で弾けてましたからね。俺の長年のギター歴はどうなってんだと…」
永瀬の配役が決まった時、藤沼は周りから「お前、なんかカッコよすぎねぇか?」とブーイングを浴びたという。クランクインで永瀬のセリフのないシーンを撮っていた時は、カットをかけ忘れ「永瀬正敏の最新作のDVD借りてきたような気になっちゃって、ず~っと見とれてた」と振り返った。
ハル役の北村有起哉(48)はパンク好きだが、アナーキーより後のブルーハーツの世代。宮藤官九郎ら周りの先輩たちからは「どうして北村君が(アナーキーの)映画に携われるわけ?」「なんでお前があれ(ハル役)なんだよ」「お前が(アナーキーの)何を分かってんだよ」とひがまれたという。
ほかの「ガンズ」メンバーは渋川清彦(48)、ロックバンド「怒髪天」のボーカル・増子直純(56)、松林慎司(47)で、藤沼も「最終的にベストのキャスト」と太鼓判を押していた。












