全国イチ面白い大学お笑いサークルを決める「NOROSHI2023」決勝戦が16日夕、都内で開催された。

 9年目の今年は、出場168チームから早慶明と法政、一橋そして創価大の8チームが決勝進出。頂点に立ったのは慶應大学のインカレサークル「お笑い道場O―keis」の「チーム空島」で、優勝賞金30万円と吉本興業お笑い養成所「NSC」の特別奨学金を獲得した。

 各チームの学生が「漫才・・ピン・コント」の3組でチーム編成し団体戦で競った。観客投票と、吉本芸人らによる審査員の採点を最も集めたのが、大学4年生コンビ「モザンレーション」の漫才、3年のピン芸人「半谷守備職人」、2年コンビ「祝詞」のコントで挑んだチーム空島。優勝後の囲み取材ではドラマがあった。

 シュールなめくり芸で会場を沸かせたピンの半谷匠君は「大学に入る前からモザンレーションを知ってて、動画とかをずっと見てて、ずっと憧れの先輩で背中を追い掛けてきてまして…。でもずっと勝ててないモザンレーションを見てたんで、モザンレーションを勝たせたいっていう一心だけでした」とコメント。

「祝詞」の船津潤君は「先輩たちが面白いことは知ってたんで、絶対優勝できるんだ。(出場)チーム一番、優勝を見据えてやってたんで…」と喜んだ。いっぽう相方の神近嵐太郎君は「終わった後、普通に泣いちゃった」そうだが「納得いかなくて…。全然やること残ってるのでまだ…」と、自身の出来を悔しがった。

「モザンレーション」の下島力君は、優勝者特典でNSC入りを宣言したが「僕、Fラン(ク)みたいな大学行ってて、それで留年してしまっているので…。ホントに怠惰が原因なんで…」と告白。もう1年、大学生をやりつつNSCに入りたいそうだが、卒業するのにあと25単位取らなければいけないそうだ。

「この先(単位を)取れるかどうかも怪しいんですけど、なんとか…。両親の目とかもあるんで…。NSC入ることを納得してもらうために今日(両親を)呼んでて…。留年の言い訳をして『こんなに頑張ってたんだ』っていう…。(今日の姿を)見たら納得してくれるとうれしいです」

 相方の高橋海君は4月から社会人で「広告系の仕事をします」とのこと。お笑いはやめるそうだが「なんかちょっと『お笑いいいなと思ってます』とか言うと、いろんな人に迷惑を掛けるかもしれないので、いま言うのはやめておきます」と含みは残した。

 とりあえず、新たな相方を探すことになる下島君は「今日出てた大学お笑いの同期の人も、NSCに行くっていう人は今年多いみたいなので…。みんな仲良くて、みんなで一緒にやってきたっていう感じなので、できればその中から相方が見付かればいいなと今は考えております」と語った。

 NOROSHI出身芸人には、チーム空島の先輩「令和ロマン」、「にゃんこスター」のアンゴラ村長や、男女コンビ「ラランド」などがいる。