人気レゲエセレクターのレッドスパイダージュニアが7年ぶりとなる大規模単独野外ライブ「緊急事態 ―RED SPIDER ONE SOUND DANCE 2023―」(9月30日@舞洲スポーツアイランド・空の広場)を開催する。取材に応じたジュニアがその思いを明かした。

 大阪を拠点に活動するレゲエ界のレジェンドセレクター(DJ)のジュニアにとって、ライブ「緊急事態」は節目のイベントだ。

 レゲエ界ではセレクターが単独で大規模ライブを行うことは異例で「自分1人でどれだけのお客さんが来てくれるのか。そんな気持ちでしたね」と2006年に大阪のクラブからスタートした。当時としては異例の1000人の集客を記録すると、そこからは口コミで拡大し、16年には1万6000人を集めるビッグイベントまで成長した。

 その16年の開催を最後に7年の月日がたった。今回開催を決意した理由の1つに、19年に他界した所属事務所社長への思いがあるという。

「社長が『また緊急事態やりたいな』という話をしていた中で他界したんです。それで自分の中でも『やっておけばよかったな』という思いが強くなっていたんです」

 そんな中で計画が進んでいたが、コロナ禍で1度は開催をあきらめる事態。今回はこれまで活動を制限されていたアーティストが閉塞した空気に風穴を開ける挑戦という意味もある。動員目標はなんと「3万人」だ。

「いつまでもコロナに縛られていてもアカンとは思ってます。こういうイベントで元気になって、笑顔になってもらいたいですね。ファンからも『待ってました!』という声も届いてます。もちろんライブ開催にあたっては国が定めた規定は守ってますよ」

 ライブでは普段では経験できない感情にも出会うという。

「1万人を超えるファンのヴァイブスに対抗するために、こっちも気持ちをガーッと上げないとアカン。もう、それのやり合いです(苦笑)。最後の方はなぜか分からないけど、泣いてるお客さんもいるんですよ。これは現場でしか経験できないですね」

 ジュニア自身は「俺はその辺にいるレゲエ好きのおっちゃんぐらいの気持ちです(笑い)」と言うが、飾ることなく1対1でファンと向き合う姿勢が支持されている。

 最後は「今はネットで音楽を聴く人も増えてると思います。でも、とにかく1回現場に来てみてください。デカいスピーカーで生の音を聞いてみてください。絶対にハマりますから!」と力を込めた。

公式サイト(https://redspider-kinkyujitai.com