「アンガールズ」の田中卓志(46)が26日配信のニッポン放送ポッドキャスト番組「アンガールズのジャンピン」で、交際中の30代一般女性との結婚を発表し、ネット民は驚いている。それとともにSNS上でバズっているのが、「地獄契約」なるワードだ。

 これは、田中がMBSラジオ「アッパレやってまーす!」水曜レギュラーで共演している芸人のケンドーコバヤシ(50)と締結した〝超理不尽〟な契約。いわく――(1)ケンドーコバヤシにカノジョがいない時は田中卓志もカノジョをつくってはいけない、(2)ケンドーコバヤシが結婚するまでは田中卓志も結婚してはいけない、(3)ケンドーコバヤシがカノジョと別れた時は田中卓志もカノジョと別れないといけない、(4)ケンドーコバヤシが離婚したら田中卓志も離婚しなくてはいけない。ただし、甲(ケンドーコバヤシ)が乙(田中卓志)に効力を発揮するものであって、並列に乙が甲に効力を発揮するものではない。

 田中がこれを破ったら、ケンコバに14億円を支払うという一方的な〝罰則〟付き。地獄契約はこれまでネットニュースで報じられてきた。

 ケンコバより先に田中が結婚したことで、地獄契約第2条に〝違反〟する。田中は結婚が明らかになったこの日、インスタグラムで「ケンドーコバヤシさんとの、地獄契約違反をしてしまったので、ケンコバさんへの借金を返済できるよう、より一層仕事に取り組んで参ります」と宣言した。

 当のケンコバはコメントを発表していないが、かつて取材中、地獄契約について口にしていた。

 ケンコバは「田中が地獄契約を破ったら14億円を請求します」とニヤリ。ただ、「実はアイツに有利な契約なんですよ」と補足した。

「田中は地獄契約を締結後、カノジョがいなくて番組でイジられても、この契約を言い訳にできたんです。『地獄契約ってのを結んでいるから仕方ないんですよ!』と。実際、カノジョができないことの言い訳にしていましたから。だから逆にいえば、カノジョができないのは(自分のせいではなく)地獄契約のせいにできて、田中を守ってあげたんです」

 ケンコバは「地獄契約」は実は「天使契約」だったと語った。地獄契約はあまのじゃくなケンコバなりの優しさだった。今ごろ、静かに祝福しているに違いない。