タレントの指原莉乃(30)がHKT48時代の約10年前、恩師の作詞家・秋元康氏をブチギレさせた大事件を起こしていた。一時はソロシングルがお蔵入りしかねない事態にまで発展したというからタダ事ではない。いったい何をしでかしてしまったのか――。数々のヒット曲を世に送り出したヒットメーカーを「センスがない」と斬り捨てていたというのだ。

 指原がMCを務めるトークバラエティー番組「トークィーンズ」(フジテレビ系)の12日放送に秋元氏が出演し、AKB48の大ヒット曲「恋するフォーチュンクッキー」の裏話を明かした。

 初めて曲を聴いた同曲のセンター・指原の様子について、秋元氏は「泣いたんですよ。『こんな曲じゃイヤだ』『こんな曲じゃ売れない』って」と暴露。指原は「みんなで楽屋で聴いたときに小嶋陽菜さんが『これカップリングじゃないよね?』って言ったんですよ」と振り返った。

 秋元氏は「指原のキャラからいって、みんなで踊ると思ったんですよ」と説明すると、指原は「イヤでした。せっかくセンターでああ…って思ったけど、出したらめっちゃ売れて、『サイコー!』」と正直に告白した。

 時を経て明かされた「恋チュン」にまつわる意外なエピソード。もっとも2人の間には明かされていないどころか、〝永久封印〟されそうなエピソードがある。

 それはHKT48時代の2012年10月、「指原莉乃 with アンリレ」名義でリリースされた指原の2枚目のソロシングル「意気地なしマスカレード」でのことだ。

 アンリレとは、朝ドラ女優となった元AKB48の川栄李奈のほか、入山杏奈、加藤玲奈によるユニット。入山の名前の杏(アン)、川栄の李(リ)、加藤の玲(レ)をつなげた名前で、指原がソロ歌唱し、アンリレの3人はダンスパフォーマンスするのみだった。

 しかし、秋元氏の〝遊び心〟もあり、シングルメインジャケット写真(Type―A)では、川栄がセンターポジションを〝強奪〟し、指原は戸惑いながら右端に立つ構図となった。

「指原は当初、自分がメインじゃないコンセプトを聞いて『イヤだ! イヤだ!』とブーたれながら号泣。撮影をはじめCD制作が一向に進まない状況だった。秋元さんについてはなんと〝センスがない〟とまで断罪したことで、秋元さんは『俺は作詞しない!』『もう勝手にしろ!』などとブチギレ。最終的には、なんとか秋元さんが作詞を担当することになったが、あわやお蔵入りになるピンチだった」(芸能プロ関係者)

 同シングルには、指原が初めて作詞した2曲「ifの妄想」「遠い街へ」が収録されている。「これは秋元さんを何度もキレさせたことで、収録曲の作詞を拒否され、泣く泣く指原が書いたんですよ。当時、指原に振り回され、フォローに奔走したスタッフには『一生思い出したくない忌まわしい過去』として刻まれている」(同)

 指原といえば、現在は「=LOVE」「≠ME」「≒JOY」の3つのアイドルグループをプロデュース。楽曲の作詞を担当しており、まさに〝小さな秋元康〟のような大活躍ぶりだが…。

 秋元氏をブチギレさせなければ、いまのプロデューサーとしての地位はなかったかもしれない。