和歌山競輪GⅢ「開設73周年記念」(和歌山グランプリ)は15日、決勝戦を行い、昨年末のグランプリ覇者・脇本雄太(33=福井)がカマシ先行で押し切り、完全Vを達成した。GⅢ優勝は去年9月の向日町以来12回目となった。

 これぞ最強王者だ。まくり3連発で完全Vに王手をかけていたが、今節初めて後ろ攻めとなった決勝では「誰も行かなければ自分から動こうと思っていた」と打鐘を目掛けてカマシ先行。

 前で待ち構えていた新田祐大(36=福島)との壮絶な踏み合いを制して前に出ると、ゴールまで先頭を譲らなかった。「新田さんが全力で踏んでいたし接触もあったけど、ひるまず踏み切れた」と勝因を挙げた。

 グランプリ、初日特選に続いて脇本マークから2着となった古性優作(31=大阪)も「決勝はこれぞ脇本さんというレース。競輪をしたな、って感じでついていて楽しかった」と決勝での走りを大絶賛。「自分と脇本さんで近畿を盛り上げたい」と話した古性と、「目の前のレースを勝ち続ける」と今年の目標を語った脇本の近畿最強コンビが、2023年も輪界をリードしていく。