和歌山競輪GⅢ「開設73周年記念」(和歌山グランプリ)は14日、3日目を行う。勝負の準決を前に、地元の石塚輪太郎(29=和歌山)が悲壮な決意を語った。

 近畿の大砲候補と期待されながら、長い間どうしても〝105点〟の壁を超えられなかった。ところが現在の競走得点は109点台の後半。広島記念を含めて6場所連続優出中と、完全に一皮むけてレベルアップした。

「練習とか自転車を変えたとか、そういうことは特にないんです。ただ11月に地元記念のあっせんが入ってからは、ここだけを目標にして、1日1日気持ちを入れて練習していました。その成果が今出ているのかもしれません。これまではムラがあったけど、それもだいぶなくなって安定感が増してきたのが(好成績の)要因だと思います」

 勝負の準決10Rは地元3人ラインの番手を務めることになった。

「(先頭の)中西大さんとじっくり話し合いました。色々な展開、パターンを想定して、何がベストか考えて。難しかったけど、地元がたくさん勝ち上がったからこそのぜい沢な悩みですよね(笑い)」

 今までなら〝乗って満足〟していたかもしれないが、今年はここも通過点にすぎない。「去年は準決で悔しい思いをした。地元ですし今年こそ突破したい」と激しく闘志を燃やす。