岸和田競輪FⅠ「シャイニングドリーム賞」は31日に開幕。S級予選10Rでは吉田敏洋(43=愛知)が通算499勝目を挙げ、500勝の大台へマジック「1」とした。

 レースは薦田将伍が鐘前先行。金ケ江勇気が先まくりで前団をのみ込んだが、金ケ江ラインの背後にいた吉田が最終3角から踏み込んで突き抜けた。「周回中の感じからしても、どこからでも行ける気がしていた。短い距離でも長い距離でも勝負できると思った」と言うほど余裕もあり、仕上がりの良さをうかがわせた。

「全部が全部悪く感じていた」という夏場から試行錯誤を重ね「イメージと実走の差が少しずつ埋まってきた」と確かな手応えをつかみつつある。それでも、理想とする姿にはまだ及ばず「自力でグレードレースで勝ち負けできていた時は、理由がしっかりあった。だけど今は何かにすがる気持ちでいろいろやって、何がハマって良くなっているのかが分からないので」。

 メモリアル勝利は目の前だ。「1つずつの積み重ねでここまできた。500勝は自力で決めたいね」。2日目(1日)の準決12Rは単騎戦。不敵に笑う43歳が真っ向勝負を挑む。