【女子ボートレーサー・インタビュー 井上未都(22=福岡)前編】

 ――ボートレースとの出会いは

 井上 父が、もともとボートレースが好きで、中2の時に初めて若松に見に行きました。

 ――2016年5月1日GⅢオールレディース2日目。まさに運命の日となった

 井上 その日に大山千広さんの水神祭がちょうどあったんです。千広さんの初1着を見て、めっちゃカッコいいなぁって思いました。しかも、地元が一緒の飯塚市ってなって、めっちゃ身近に感じたこともあって、そこからボートレーサーになろうと考えるようになりました。それがきっかけです。めっちゃ憧れが強かったです。

 ――大山千広選手のレースはよく見る

 井上 ずっと千広さんのレースばかり見ていました。

 ――印象に残っているレースは

 井上 千広さんが優勝したレディースチャンピオンです。

 ――2019年8月の蒲郡PGⅠレディースチャンピオン。インからコンマ01のトップスタートを決めて逃げ切り。他の5艇はコンマ07~19

 井上 インから一人だけコンマ01を行っていて…。やっぱり「すごいなあ」って思いました。メンタル面がすごいですよね。尊敬していますね。憧れのレーサーは大山千広さんです。ずっと…。

デビュー当時の大山千広(左)。右は当時現役だった母・博美さん(2016年)
デビュー当時の大山千広(左)。右は当時現役だった母・博美さん(2016年)

 ――グループは

 井上 千広さんとは同じ「筑豊軍団」というグループに所属しています。川野芽唯さんにもよく教えてもらっています。ペラの調整もすごいですし、めっちゃ尊敬しています。主に、千広さんにレースを見てもらっていますね。ペラは芽唯さんとかあっせんが一緒になった時に、よくレースのこととかも教わっています。

 ――ボートレーサー養成所の試験は一発合格

 井上 高校を卒業して働きながら受けようと思っていました。そんなにすぐ受かるとは思っていなかったんです。でも、1回目で受かって…。高校の時から受けることは決めていたので、勉強はしていました。こっそり…(笑い)。一発合格はたまたまです。

 ――養成所の生活は

 井上 厳しかったですし、最初はきつかったですね。でも、慣れてきたら全然大丈夫でした。

 ――実際にボートレーサーになってみて

 井上 自分が思っていたより難しいけど、勝てた時とかちょっと成長したな、と感じる時があるんです。リプレーでレースを確認すると「前はこんなことできなかったなぁ」というのが目に見えて分かる。それが、今はうれしいです。