◇小玉啓太(25)佐賀支部131期

 3月のSGクラシックを制した峰竜太を筆頭に今年も佐賀支部の躍進が止まらない。その一番、勢いのある支部の中で着実に成長を遂げている。

 2026年後期適用勝率はキャリアハイの4・94。前期適用勝率3・65から大幅アップに成功。その要因にあるのがSGレーサーたちからの金言だった。「(峰)竜太さんや定松(勇樹)さんに〝気持ちで負けたら絶対良くない″と言われて今まで以上に強い気持ちでレースに臨もうと…。とにかく握ろうと意識していたら、おのずと成績も上がってきました」とメンタル面の変化が成績向上をもたらした。

 2月の大村ルーキーシリーズではデビューから3年3か月、待望の初優出(4着)も達成。「エンジンのおかげが大半ですね。でも、プレッシャーもなくて楽な気持ちで行けたし、全てがいいようにいってくれた」と、初優勝こそお預けとなったが、充実の6日間を満足げに振り返った。

 SG覇者の末永和也や定松など若手の活躍も目覚ましい佐賀支部。その中でも一番身近で刺激を受けるのが常住蓮だ。「(常住)蓮とは幼稚園からの同級生。刺激になるし、焦りにもなりますね」と記念戦線でも活躍する幼なじみの存在が発奮材料となっている。

 2027年前期は「A級に上がりたい」と目標を定める。そのための課題も明確。「いいエンジンの時はそれなりに出せているけど、普通のエンジンや悪いエンジンの時に上積みできていない。あとは好不調の波が激しいのでコンスタントに予選突破をできるように」と力を込める。

 もちろん、佐賀支部勢の活躍を指をくわえて眺めて見ているつもりはない。「今の自分の立場で大きいことは言えないけど、いつか師匠の山田(康二)さんや(常住)蓮たちと一緒に記念を走れるように」と目を輝かせる。

 2022年11月のからつでデビューしてから3年5か月。「やりがいはあるし、前より楽しくなってきている。(ボートレーサーに)なったことに後悔は全くないですね!」と屈託のない笑顔で言い切る。トップ戦線をひた走る偉大な師匠や同級生の背中を追って、これからも一歩ずつ、階段を駆け上がっていく。