◇遠藤エミ(34)滋賀支部102期
ボートレース住之江のプレミアムGⅠ「第11回クイーンズクライマックス」が28日に開幕する(シリーズ戦は26日にスタート)。2022年の女子ボートレースを締めくくる大一番。主役はSGV、グランプリ出場と女子初の偉業を達成した遠藤エミだ。カウントダウンコラム「女子新時代へ」最終回では遠藤が歴史的1年を振り返りながら今後の戦いに向けた手応え、クイーンズクライマックスへの思いを明かす。
「いい一年だったと思うが、まだまだやれたように思える」――。3月の大村クラシックで女子初のSGV。ボートレース70年の歴史を動かす偉業を成し遂げた。さらに12月には女子として初のグランプリ出場も果たした。それでも1年間を振り返って「まだまだやれたように思える」と、さらなる進化を求めて歩み続けている。
今年はSGはクラシック、オールスター、グラチャン、オーシャンカップ、チャレンジC、グランプリ(GPシリーズ)の6大会に出場。ただクラシック以外は予選敗退。グランプリもトライアル1st敗退となった。「記念のあっせんも増えたけど、思うような結果が出なかった」と悔しさをにじませる。
しかし、手応えをつかみつつあるのも確かだ。「やっとSGを勝ったことがここにきて実になってきたと思う」という。
その自信の源となったのが11月の鳴門SGチャレンジカップだ。初戦のイン戦4着など序盤は苦戦したが、機力の底上げに成功して3日目後半に2コースから差して1着。4日目の予選ラスト走も6コースから2着とリズムアップに成功した。「SGとかはエンジンが良くても、みんな調整して出してきて追いつかれることがあったが、チャレンジカップでは後半にエンジンを引き出せた。これは収穫でした」と振り返る。
また今年11優出のうち6節が男女混合戦。これも「男子と走る一般戦では結果も残せるようになった」と満足そうに振り返る。自らがぶち破った〝男子の壁〟。十分、戦えるという確信を胸に前進を続ける。
そして、今年ラストのクイーンズクライマックスを迎える。2015年から8年連続8回目の出場。「何度も走っているけど一走一走が大事なのが身に染みている。それだけにいかに早く調整を合わせられるかが勝負だと思う。最近はくじ運もいいのでそれも生かせれば…」と戦い方は熟知している。
すでに2年連続3回目の賞金女王は決まっている。もちろん妥協はしない。「やっぱりクイーンズを勝ってこそだと思っている。2着で賞金女王は嫌ですね。優勝を狙って行きます」としっかり最後を締めくくって堂々と〝女王の座〟に就く。












