爆笑問題の「漫才に賭ける思い」を受け継ぐ! 漫才日本一を決める大会「M―1グランプリ 2022」決勝(18日、テレビ朝日系)に挑むお笑いコンビ「ウエストランド」(井口浩之=39、河本太=38)、「キュウ」(清水誠=38、ぴろ=36)が取材に応じた。この2組は爆笑の事務所「タイタン」所属で、〝非吉本系〟のファイナリストとして注目を集める。いまだに現役漫才師として舞台に立ち続ける爆笑を見て育った後輩コンビは、本番で熱い思いをぶつけるつもりだ。
M―1決勝進出をめぐっては〝地殻変動〟が起きた。
吉本所属以外のコンビが決勝に2組以上進出したのは、2002年の「ますだおかだ」「アメリカザリガニ」(ともに松竹芸能)以来、20年ぶり。関東のお笑い事務所ではもちろん初だ。
漫才界で「吉本の壁」は周囲の想像以上に大きい。それでも、爆笑の後輩コンビ2組は今年の決勝進出に自信を持っていた。
まずは決勝初進出となるキュウ。20、21年と準決勝に進出しており、芸人間で実力は評価されていた。
清水は「今年はネタが結構いいのが揃ってて、準決勝に出る前から『これはいけそうだな』っていう予感がしてて。準決勝でのウケも思った通りで、これは決勝に行くだろうと思ってました」と明かす。
ぴろも「めちゃくちゃうれしいけど、ただガムシャラにやってたら――という感じではなくて。コツコツ積み重ねたものが『今年はたぶん決勝に運んでくれるだろうな』って予感がしてて。その通りになったって感じです。宝くじを買って当たったみたいなうれしさじゃなく、(決勝に)選ばせたっていう感じがしてます」と胸を張る。
20年に決勝進出したウエストランドも同じ感覚だった。
ここ最近、「もっと仕事頑張れよ!」とポンコツぶりを相方の井口にイジられる河本は「横で相方を見てて『あっ、仕上がってるな』と。『ウエストランドさん仕上がってるな』と思ってました。だから自信はありましたね」とボケ交じりに話す。
これに井口は「ウエストランドとは僕のことですからね!」と笑わせると、「昨年に敗退した時から『もう決勝行ける!』って宣言してたんですけど、(同じように宣言していた)ぴろが『カッコいい』って言われてて。僕も相当前から言ってたのに! 悔しい! 腹が立ってます!」と〝愚痴キャラ〟満載で場を和ませた。
この2組の自信の根底にあるのは、爆笑問題の存在だ。
ウエストランドは「タイタンライブで爆笑問題さんはずっと新ネタをやってるんです。その漫才を舞台袖で見させてもらってて、結果が出ないってのは1番良くないと思うので。そういう意味では(2組決勝進出で)『タイタンは漫才に強いんだ』と思ってもらったのは良かったです」(井口)と自負をのぞかせる。
キュウも「関東のビッグな芸人さんで、いまだにネタをやり続けてる方なんてほとんどいない。僕らはそのコンビの後輩ですから。漫才で結果を出すことの意味合いは大きいです」(ぴろ)と尊敬の気持ちを隠さない。
2組に共通するのは、今回の決勝進出は偶然ではなく、それぞれのコンビが地道に積み上げてきたキャリアの過程に起きた必然ということだ。
異例の2組進出で今年は吉本VSタイタンの構図も注目される。ぴろは「今年は『タイタン頑張れ!』みたいな応援の仕方もあると思います。ちょっと熱いっす」と言えば、井口も「(事務所がある)阿佐ヶ谷の方は『タイタン頑張れ!』と応援してほしい!」と熱く呼びかけた。
タイタン旋風が巻き起こるか――。
☆うえすとらんど 岡山県出身の同級生・井口浩之、河本太で2008年11月に結成。河本のボケに井口が〝愚痴〟交じりの毒舌でツッコミを入れるスタイルで知られる。20年M―1ファイナリスト。
☆きゅう ともに愛知県出身のぴろと清水誠で13年に結成。言葉を巧みに操った、独特のテンポで繰り出す漫才が異彩を放つ。M―1は20、21年に2年連続準決勝進出。













