〝リアルクローズ〟が開戦だ。高岡蒼佑(40)が来年1月7日に行われる格闘技大会「競拳22」(大阪・堺市産業振興センター)への出場が20日、決定した。今年6月のデビュー戦に続く、第2戦となる。同大会には俳優仲間だった遠藤要(38)も出場するとあって、映画「クローズZERO」シリーズで共演した2人が「拳」に熱い思いを込める。
大阪・東住吉区のキックボクシングジムが異様な熱気に包まれた。不良高校生が覇権争いを繰り広げた2007年公開の映画「クローズZERO」でタイマンを張った2人がスパーリングで拳を交わしたからだ。映画の世界が15年の月日を経て、再現され、ジム内にいた人は食い入るようにその拳の先を見つめた。
俳優業からドロップアウトしていた高岡は「40代を盛り上げていくためのエンジンをかけたい」と一念発起し、6月に格闘技のリングに立った。すると先月には同じく俳優業から離れていた遠藤に「オレらはファンやお世話になった人たちを裏切った形になっている。この年で挑戦している姿を見せるのも役目」と来年1月の大会で再起すべきと誘っていた。
遠藤からは「そうちゃんは試合に出ないの?」と水を向けられていたが、高岡のハラも固まっていた。デビュー戦は勝利したものの調整中に肋骨にヒビが入るケガを負っていたことで、「試合直前はランニングもできなくて、不完全燃焼。完全に調整してできたらいいなという気持ちがあった」(高岡)とずっと引っ掛かるものがあったという。試合後も体は動かし続け、先月からは再びジムに通い、トレーニングに励んでいた。
「前回はボロボロになった姿を見てほしいと思ったが、今回は途中経過だと思っている。素人に何ができるのかとバカにされるかもしれないが、応援してくれる人がいたらうれしいし、やるからには自分に負けない。今まで背負ってきた気持ちを見せたい。恥ずかしい試合だけはできない」とすでに高岡の目は第2戦に向けられている。
主催者の元には全国から名を上げたい腕自慢が挑戦状を突き付けており、高岡、遠藤ともに対戦相手には事欠かない。遠藤は弟分に当たる「阿部兄弟」を従えての参戦で、「要一家」を結成。〝関西最強〟といわれた格闘家のアンディ南野も高岡と遠藤の後方支援で加わる。
高岡はデビュー戦で、クローズ仲間の山田孝之や小栗旬からエールを送られ、ドラマ「ROOKIES」で共演した市原隼人からは「志」の揮毫が入った試合用パンツで臨んでいたが、2戦目も熱いゲキが飛ぶことは必至。高岡と遠藤の魂が込められたリアルな「クローズZERO」の世界がリングで繰り広げられることになりそうだ。











