10日放送されたNHK連続テレビ小説「舞いあがれ!」で、ヒロイン舞(福原遥)の幼なじみ・久留美(山下美月)の父である望月佳晴(松尾諭)のラガーマン時代が語られ、SNSではかつての日本代表名選手の名前も上がった。

 ドラマの舞台は西のラグビー聖地、花園ラグビー場がある東大阪市。カフェ「ノーサイド」でアルバイトする久留美を訪ねた佳晴が店主に男手ひとつで育てた久留美にばかり苦労はかけられないと漏らすと、店主は「その意気や。それでこそドーベルマン望月や」と応じた。

 佳晴は元実業団ラグビー選手。久留美が「ドーベルマン…久しぶりに聞いたわ」と反応し、店主は「倒れても倒れても、起き上がってタックルかけにいく、最強のフランカーやったんや。頑張らな」と励ました。

 番組ホームページによると、佳晴は「ドーベルマン望月」として活躍したが、負傷を機に失業。妻に去られ、父子生活で久留美は経済的に貧しい子供時代を送っていた。

 フランカーといえば現在は日本代表リーチ・マイケルが代表格だが、ツイッターでは「石塚武生さんを思い出す」「伝説の〝タックルマン〟といえば故・石塚武生さん思い出す」と往年の名選手に言及するツイートも見られた。

 石塚さんは1970~80年代、国学院久我山高から早大、リコーとラグビーの名門に所属し、日本代表でも活躍。「タックルマン」のフランカーとして国内外に名をとどろかせ、早大と代表では主将を務めた。代表キャップ28は、アマチュア時代ではトップ級の多さだった。指導者としても伊勢丹や早大、U19日本代表で指揮を執り、期待が広がる中、突然死症候群により2009年に57歳の若さで亡くなった。

 ドラマの舞台柄、かつてのプロ野球・近鉄バファローズのユニホームも映しだされる「舞いあがれ!」。ラグビーネタも視聴者を喜ばせているようだ。佳晴を演じる松尾は、兵庫・西宮南高校時代にラグビーをしていたという。