フロイド・メイウェザー(45)への花束投げ捨で話題となったごぼうの党の奥野卓志代表(48)が3日、東京・新宿で行われた緊急事態条項の反対デモに参加した。

 緊急事態条項の反対だけを訴えるデモは「新しい国民の運動」が主催し、この日が初回。奥野氏はアルタ前での集会から参加した。

 ハロウィーンでは30年ぶりに渋谷のセンター街に訪れていたという奥野氏は「3日後にアルタ前に集合するとは思わなかった。たまに自分は何をやっているんだろうかと思うことがある」と笑わせながらも参院選でも訴えていた緊急事態条項の危険さを訴えた。

 奥野氏は「緊急事態条項を含む憲法改正だけは最終的に議員立法を通されると国民投票になる。1億562万人の有権者のうち、5000万人が選挙に行かない。だから私は一るの望みがある。まだ半分眠っている人をどういうふうに起こしたらいいか。チャレンジしながら模索している状態で、その一つがメイウェザーなんですけど」と花束騒動に言及した。

 その後、行われた行進デモでは「人生初」と約650人の列に加わり、再びマイクを握ると「真っ昼間なのに飲み屋街の雰囲気で、隊列が凄い。いろんな人たちが気軽にサッカーや野球を応援するサポーターのように気軽に政治に面白おかしく興味を持っていただけるといいですね」と呼びかけ、新宿駅周辺を練り歩いた。

 行進中には花束も渡され、沿道からは「メイウェザーに花束を投げた人だ」「ごぼうの人だ」と握手や写真を求められる場面もあった。