防府競輪GⅢ「開設73周年記念 周防国府杯争奪戦」は3日、初日を迎える。輪界最高位のS班からは同一記念5連覇の大記録に挑戦する地元エースの清水裕友(27=山口)をはじめ、佐藤慎太郎(45=福島)、松浦悠士(31=広島)、郡司浩平(32=神奈川)、吉田拓矢(27=茨城)と5選手がエントリー。

 特選12RはS班勢と新山響平(29=青森)、太田竜馬(26=徳島)といった快速派に小倉竜二(46=徳島)、園田匠(41=福岡)が追加参戦してV争いの前哨戦ともいえ、まれにみる大激戦だ。

 前回の前橋GⅠ寬仁親王牌は決勝3着の松浦は「コース取り自体に悔いはないが、選択肢としてもう少し幅を持てたらいいな、とレース後に思った。決めつけず、柔軟に考えれば良かったかな」と振り返る。

 最終4角、先頭を走っていた古性優作(31=大阪)が一瞬、外したインコース。新田祐大(36=福島)のVロードに先に飛び込んでいれば…。コンマ数秒の迷いで勝利の女神にそっぽを向かれたが、輪界屈指のオールラウンダーは今年3度目のGⅠ表彰台で賞金ランキングは2位。4年連続のグランプリ出場切符は手中にある。

 ファンファーストの松浦は先週末(10月29~30日)には鹿児島県の場外車券売場であるサテライトみぞべ・きもつきを訪れた。

「競輪場のない県なのでみなさんに喜んでもらった。ユニホーム姿で出た時は『オー』って感じで。リフレッシュできてすごくいいトークショーだった」

 日本最南端の競輪ゆかりの地でファンと交流し充電は完了。初日メインの12R特選、誰もが気になる清水との並びは「前もって『初日、前でいきたいんですけど』と(清水が)言っていたので…。今回はヒロトの言う通りにしようかな」と清水―松浦で決定。地元記念5連覇に挑戦する相棒をどこまでも支える。