俳優の浅野忠信(48)と宮崎あおい(36)が都内で25日、2006年の出演作「エリ・エリ・レマ・サバクタニ」の上映前トークショーを行った。今年3月に他界した青山真治監督(享年57)の追悼イベントで、第35回東京国際映画祭(開催中)プログラムの一環。
同作は、映像を通じて感染するウイルスが世界中で蔓延し…という、今の時代を予見するような話だ。「当時はコロナウイルスみたいなことは全く想像つかなかったので、これを今もし作れってなったら、また全然違う作品になるでしょうし。見る側も別にそんなに驚かないっていうか。これが当時作られてて今日見るっていうのは、ものすごい興味深い動きだなと思いますね」と、浅野はしみじみ語る。
15年以上前の作品だけに、出演オファー時の気持ちを聞かれた宮崎は「それがちょっとズボッとそこがなんか抜け落ちていて、記憶が…。台本いただいた時のことっていうのが、ちょっと出てこないんですけど…」と恥ずかしがった。
同作は当時、カンヌ国際映画祭「ある視点」部門に出品。カンヌに行ったか聞かれた浅野も「行ったんだっけ? 全然覚えてない。『サッド ヴァケイション』でみんなでベネチアに行った思い出が強くて、どれがどの映画祭かなんかちょっと分かんなくて」と記憶が曖昧だ。
宮崎が会場スタッフに呼び掛け「行ってます」と確認を取ると、浅野は「あ、行ってたんですね、カンヌ。青山さんとなんか行ったな~っていう思い出はあるんですけど」とポツリ。
浅野と宮崎が再共演した前出の「サッド ヴァケイション」は、翌07年の青山監督作品で、ベネチア国際映画祭「オリゾンティ部門」のオープニング作品。それだけに記憶が混乱するのも無理はない。
「ベネチア(の印象)が強いですよね」と言う宮崎に、「サッド――」を爆音で上映した映画祭の話題を司会者が振った。すると宮崎は「あの~どこかの劇場のライトが、爆音でなんか落ちた…。えっ!? 落ちてない? 記憶が曖昧すぎますね。ライトが落ちてきた、みたいな…。ウソですね。すいません」とひとりボケ突っ込み。
浅野は「え~、すごい!」と驚いたが、飛び入り参加した「エリ・エリ――」共演者・中原昌也(52)は冷静に「(ライトが)落ちたら結構パニックになるだろ」とつぶやいていた。












