松山競輪GⅢナイター「道後温泉杯争覇戦」は最終日の16日、12Rで決勝戦が行われ、根田空史(34=千葉)の2周先行に乗った福田知也(40=神奈川)が直線を突き抜けて優勝。今年8月に不惑を迎えた男が、デビュー20年目にして悲願のグレード戦初Vを飾った。
今シリーズは開催直前に、断トツのV候補だった脇本雄太(33=福井)が欠場したことでV戦線は混とんとしていた。もちろん福田も虎視眈々とチャンスをうかがっていた。「ファンの皆さんは脇本君がいなくなってガッカリだったと思います。だけど、それで(走る選手)みんな平等にチャンスが巡ってきました」
準決勝は根田のまくり食い下がり「付いていく分には余裕があった」と涼しい顔で振り返っていたように、福田も相当仕上がっていた。
とはいえ、勝因は何と言ってもラインの総合力だ。初日から長い距離を踏み圧倒的な強さを示していた根田の番手を二次予選、準決勝、決勝と3度も回れたのは大きな追い風だった。「決勝は何と言っても根田君のカカりがすごかった。それに3番手を回ってくれた阿部(力也)君を含め、素直にラインのおかげです」と仲間に心の底から感謝した。
「今、神奈川は郡司(浩平)をはじめ盛り上がっています。自分もしがみついて流れに乗りたい」。今後も南関軍団の一員として、ラインを大事に上位戦線に君臨していく。












