コント日本一を決める「キングオブコント2022」(TBS系)が8日に行われ、「ビスケットブラザーズ」(きん=31、原田泰雅=30)が2本合計で963点の歴代最高得点で優勝。第15代王者に輝いた。

 1本目、2本目のネタともに、審査委員長の松本人志が自身歴代最高となる98点を与えるなど、審査員が軒並み高得点をつけた結果、2位に19点差をつける圧勝劇だった。

 吉本興業大阪に籍を置き、まだ東京では無名の存在だ。優勝直後の会見で、きんは「偉大なチャンピオンになります」と宣言。一方、原田は「これで大阪が盛り上がれば。見た目太っちょなので、劇場にお客さん呼べてなかったけど、これで呼べればいい。恩返ししたい」と、拠点とする大阪への凱旋を心待ちにした。

 各賞レースの歴代王者は、優勝を足掛かりに東京進出を果たしてきたが、ビスケットブラザーズの2人は「即決で今すぐというのはないですね」(原田)、「優しくしていただいたら来るかも…」(きん)と、意外にもトーンは低めだ。

 あるお笑い関係者はこう話す。

「例えばM―1を勝った『ミルクボーイ』は、東京では最近見かけないと言われるが、大阪では今も超売れっ子です。ビスケットブラザーズと同じく大阪に恩返しをしたいとして、今も大阪を拠点に活動している。なにがなんでも東京進出ではなく、そういうパターンもあっていいのではないか」

 一方で、こんな指摘も…。

「コント師がコントだけで大阪で生き残れるかといったら簡単ではない。結局、トーク力が求められる。ビスケットブラザーズはすでに大阪で知られた存在ですが、よりトーク力が求められていくかもしれない」(同)

 コント日本一になったとはいえ、まだまだ成長の余地を残す2人、果たして今後、どのように成長していくのか注目だ。