元大関が貫禄を示した。大相撲秋場所6日目(16日、東京・両国国技館)、幕下朝乃山(28=高砂)が幕下北天海(23=尾上)を危なげなく寄り切って無傷の3連勝。取組後は「名古屋場所も拍手はありましたが、国技館の方が大きく響いて聞こえる。本土俵で相撲を取らせてもらえることに感謝して取りたい」と応援してくれるファンへの思いを口にした。

 コロナ対策の規則違反による6場所停止処分を経て、7月の名古屋場所は三段目で復帰。今場所で2場所連続の全勝優勝を果たせば、11月の九州場所で十両への返り咲きも見えてくる。

 元大関は「先のことは考えず、目の前の一番一番に集中していきたい」と言いつつも「もともと幕内で相撲を取っていた。自分の不祥事で番付を落として先場所から三段目で再出発。相撲を取れない時期も幕内、十両の取組をテレビで見ていて相撲を取れない悔しさ、歯がゆさがあった。また上を目指して頑張っていきたい」と表情を引き締めた。