富山競輪GⅢ「開設71周年記念」(瑞峰立山賞争奪戦)は21日に2日目を続開。決勝切符をかけた3日目(22日)準決3番の中で注目は10Rに登場する山口拳矢(26=岐阜)だ。

 豪雨、強風、3・3バンクと慣れないコンディションに2日間、手を焼いている。この日の二次予選9Rは「ホーム(残り1周)でそのままゴールするかと思った」と7番手7着を覚悟した。だが、中団にいた嘉永泰斗が仕掛けたことでそのスピードを借り、上がりタイム9秒3のまくりを放ち先頭でゴールを駆け抜けた。

「嘉永が行ってなかったら終わっていた。踏んでというより、そのままのスピードで前に行っただけ」

 苦笑いばかりのレース後でも、どんな展開でも戦える状態ということは証明している。後は展開を自分でつくれるか、というところ。準決10Rは真価を問われる。

 再度の対戦となった嘉永ラインは4車。そして埼玉3車相手に、中部の2車は微妙は情勢だ。とはいえ中部の主軸としての活躍が期待される逸材には「岐阜記念もすぐにある」と9月初旬の地元記念に向けて、という決意もある。2日間は後方からの仕掛けになったが、準決は位置取りや仕掛けのタイミングを修正し、地元地区の大会を盛り上げるためにも決勝のイスは外さない。