ボクシング初挑戦のMMAファイター・石井慧(35)は、ホロ苦デビューとなった。
元世界3階級制覇王者の亀田興毅氏が会長を務める「3150ファイトクラブ」主催の「3150ファイトVol・3」(14日、大阪)ではクロアチア戦士「サトシ・イシイ」として、高山秀峰(スパイダー根本)とヘビー級4回戦で対戦。だが、試合は課題が残るものとなった。
フィジカルを生かしてコーナーに追い詰めるも、決め手を欠いたまま判定2―0で勝利。「石井イコール判定みたいなのがあると思うんですけど今回も…」と猛省した。
それでも〝塩勝利〟をつかむことができたのは、ロシア・モスクワでの6週間に及ぶ地獄キャンプの成果だ。連日、8~10ラウンドのスパーリングを敢行。主な相手は「2メーター」と呼ばれるヘビー級ロシア人ボクサーと、「テロリスト」というあだ名のクルーザー級のタジキスタン人ボクサーだった。
石井は「特にテロリストが強くて。アマチュアのタジキスタン代表でプロ2戦2勝なんですけど、1日で5~6回ダウンさせられることもよくありました」と振り返る。「少しでも優しくしてもらうため」と毎朝バナナを差し入れるようになり「俺、何やってるんだろう」と落ち込んだこともあったという。
そんな武者修行の成果の一端を見せた流浪の戦士は今後、どこでどんな戦いを見せるのか。












