期待の上位陣が、ほぼ〝総崩れ〟だ。大相撲名古屋場所初日(10日、愛知県体育館)、大関正代(30=時津風)は幕内琴ノ若(24=佐渡ヶ嶽)に押し出されて黒星発進。取組後は「初日ということもあったので硬かった。対応できていなかった」と肩を落とした。
大関在位11場所目で早くも4度目のカド番。番付発表前には出稽古に来た阿炎ら関取衆と胸を合わせ「いつもの場所よりも早めに調整できていたし、体はつくれていたと思う」と話したが、結果が付いてこなかった。これで琴ノ若には4連敗と苦手意識を植え付けられた格好で、土俵下の粂川審判長(元小結琴稲妻)も「(正代は)ここ数場所悪いからね」とあきれ顔だ。
また、大関貴景勝(25=常盤山)も幕内霧馬山(26=陸奥)に寄り切られて黒星。直接対決は連勝していたが、同審判長は「苦手にしているのかな。全然押せないし、一気に押せないと貴景勝は厳しい」と指摘。先場所は千秋楽で勝ち越しを決める物足りない内容だっただけに、今場所は奮起が期待されていたが、苦しいスタートとなった。
この日は横綱照ノ富士(30=伊勢ヶ浜)も小結阿炎(28=錣山)に屈し、1横綱2大関が敗れる〝波乱〟の展開となった。同審判長は「最近前半からバタバタしているけど頑張らないと」とチクリ。初日から上位陣のふがいなさばかりが目立つ格好となった。












