福井競輪GⅢ「開設72周年記念 不死鳥杯」が9日に3日目を開催する。2日目(8日)の二次予選9Rで復活の白星を挙げた菅田壱道(36=宮城)が、空白の4か月間を語った。
2月取手GⅠ全日本選抜の最終日に誘導員早期追い抜きで失格し、実効4か月相当のあっせん停止のペナルティを受けた。
ただならぬショックを受けたようで、取手の帰り道には「『keirin.jp』のアプリを消しました。競輪から離れようと思って…」と消沈し、このままこだわりすぎると未練を引きずると判断し競輪から離れる生活を送ることとした。
「家で振り返ったり、他の人たちのレースを見たら悔しい!って感情が湧でしょう。それはマイナスにしか作用しないから」
〝無職〟の期間は自転車にも一切触れず、筋トレに活路を見出した。「体を大きくすると体重など数値がすぐ出る。それがいい目標になりモチベーションになったんです。少しでもポジティブにならないと」と、ひたすら打ち込む材料を手にしたことで競輪を忘れることができた。
復帰が決まってあっせんが入ると、ようやく自転車に乗り出しアプリも再びインストール。6月からレースダイジェストをくまなく見直し、競輪選手としての再スタートに備えた。
「ウエートの成果なのか、初モガキですごくいいタイムが出てダッシュ力がついたんです。自分でもおかしいぐらいでびっくりした。体をデカくするのはムダじゃなかったですね」と精神を磨き、肉体改造に取り組んだ荒療治の効果はてきめんだった。
当大会が復帰戦。2日目は縦横な立ち回りで復帰後初勝利を挙げ「こんなに早く1着が取れるとは。選手にとって1着はいいクスリです」とはにかんだ。
準決10Rは坂本周輝(31=青森)に前を預け、久々の競輪を楽しみつつ、ファイナル進出を目指す。












