昨年休止した大みそかの特番「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!絶対に笑ってはいけないシリーズ」再開に向けて、日本テレビがひそかに動き出した! 水面下でプロジェクトチームを作り、復活の可能性を模索しているという。日テレを勇気づけたのが、放送倫理・番組向上機構(BPO)との間に形成された〝合意〟だ。

「笑ってはいけない」は15年にわたって大みそかの風物詩となっていたが、昨年は休止。代わって「笑って年越したい!笑う大晦日」が放送された。ところが結果は「笑ってはいけない」には遠く及ばなかった。

「世帯平均視聴率は第1部が7・2%、第2部が5・6%と振るいませんでした。これまで『笑ってはいけない』シリーズは11年連続で大みそかの民放トップを死守し続けてきましたが、テレビ朝日の『ザワつく!大晦日』に奪われてしまったのです」(日テレ関係者)

 あまりの落ち込みぶりに、局内が真っ青になったことは言うまでもないだろう。そこで出てきたのが案の定、「笑ってはいけない」待望論だ。すでにプロジェクトチームを立ち上げ、何とか再開できないか、可能性を探っている。

 そんな中、日テレを勇気づける〝追い風〟も吹いた。6月末に全国の民間放送事業社で組織される「民放連(日本民間放送連盟)」とBPOの間で意見交換会があった。その中で議題に上がったのが「痛みを伴うことを笑いの対象とするバラエティー」に関する見解。ここ最近、ドッキリ番組や罰ゲームに対して世間の目が厳しくなっていることから、BPOがことあるごとに意見しているテーマだ。

「笑ってはいけない」は笑ってしまうと尻をたたかれるというのがルール。昨年、休止となった時も、日テレやダウンタウン・松本人志が全面的に否定したにもかかわらず、「BPOの影響はあった」と信じる人は一定数、存在していた。

 そんな状況下で行われた民放連とBPOの意見交換会の中で、「笑ってはいけない」は「痛みを伴うことを笑いの対象とするバラエティー」ではない、と半ば公式に認められたというのだ。

「意見交換会の中で『痛みを伴う笑い=大みそかの番組を指すものではない』という意見があり、反対する声はなかったそうです。具体的な番組に言及しませんでしたが、これは『笑ってはいけない』シリーズを指していることは明らか」(テレビ局関係者)

 となれば、日テレの鼻息が荒くなるのも無理はない。休止した理由とは無関係でも、BPOが認めているとなれば復活しやすくなるからだ。「日テレは視聴率、広告、二次使用の全ての面から、シリーズを復活させたいという意向を強く持っている」(別の日テレ関係者)

 いまも同シリーズのファンは多く、再開を待ち望んでいる人は多い。今年の大みそか、日テレが放送する番組は――。(視聴率はビデオリサーチ調べ、関東地区)