【東スポ音楽館】 歌手・由紀さおりがシングルとしては6年ぶり、デジタル配信では5年ぶりという新曲「初めての今日を」(作詞作曲・川村結花)をリリース。由紀の今の心情を表現した楽曲だ。

 ――どんな作品ですか

 由紀「人生100年と言われるようになって久しいですが、私にあとどのくらいの時間が残されているのか、分かりません。でも、残された時間の中で、たどり着けないかもしれないけど、前を向いて目指していきたいという歌にしたいと思ったんです。あまり私の方から“こういう歌を歌いたい”ということを言わない方ですが、今回はシンガー・ソングライターの川村さんに出会わせてもらって、私の思いを伝えて、この歌が出来上がったんです」

 ――一日一日を大切にしようと改めて感じさせられます

 由紀「昨日できたことが、今日できないっていう世代になってますからね。歌をもらって、新しい今日を迎えるんだっていう感覚がすごく新鮮でしたね。私にとっては歌がすべてだから、歌のためにも、ああいうことをやってみたい、こういうこともやってみたい、自分の人生を豊かにやっていきたいという努力を歌にした感じですね」

 ――今「やってみたい」と思っていることは

 由紀「三味線ですね。始めて5年目くらいですけど難しい。お師匠さんからは三味線は伴奏じゃなくて合いの手だよと言われて、なるほどと思ったんですが、このタイミング、間合いが実に難しい。なかなか私の手に入ってくれない。だからやりがいもあるんですけどね」

 ――新曲を聴いたファンの反応は

 由紀「NHK『のど自慢』やいろいろな歌番組でも歌いましたが、一緒に番組に出ている歌仲間からは、拍手の音がこれまでと全然違いますねって言われます。やっぱりこの曲に共感してくれる人が多いってことじゃないかなって思いました」

 ――昨年からユーチューブ「由紀チャンネル」を始めて1年がたちました

 由紀「どういうものなのかやってみたいなって思って始めたんですけど、若い人との出会いをたくさんつくってくれているんです。番組制作のスタッフだったり、その人のつながりがある人は20代の方なんです。若い感性とかかわるから、刺激的だし、効果的でもあるなって。買い物したり、バーベキューやったりしているんですが、若い人たちといろいろチャレンジしていきたいなと思ってます」