タレントの加藤晴彦(40)が、メーンキャラクターを務めるスポーツ用品チェーン・アルペンのCM撮影現場で、おきて破りのNGを出してスタッフたちを困惑させたという。
アルペンのCMといえば、ウインターソングの女王・広瀬香美(年齢非公表)の代表曲「ロマンスの神様」や「ゲレンデがとけるほど恋したい」が使われ認知度は高い。1996年以降、加藤は同CMに20年間も起用され続けたが、今年はこれまでの“ゲレンデの王子様”といった役から、年齢を考慮して息子を持つ父親役に変化した。
初出演時から役を変えなければならないほど、同じ企業のCMに出続けるのは並大抵のことではないが、事情を知る業界関係者がこんな苦労話を明かす。
「加藤さんは自己主張が強い人で、毎年、その意見を取り入れるのに苦労するんですが、今年はCMで着るウエア問題が発生した。アルペンは『イグニオ』というプライベートブランドを展開しており、当然、加藤さんにも撮影でこのブランドのウエアを着るようお願いしたんですが、まさかのNG。CMでは子役が『イグニオ』ブランドのウエアを着るなか、加藤さんだけ別のブランドのウエアを着て撮影する事態になったんです」
加藤の着たウエアは当然、同じ社のブランドだったが、イチ押しブランドにNGを出しては、現場の関係者たちが凍りついたのは想像に難くない。いくら20年来の付き合いとはいえ、あまりにもヤンチャすぎる気がするのだが…。
「そのヤンチャさが20年もCMが続いている理由ですよ。加藤さんは昔から物おじせずに思ったことを言うタイプ。それが災いすることもあるけど、アルペンの幹部にはハマった。おかげで同社がスポンサーする番組にもメーンで起用されているんです」(前出)
アクの強い性格は敬遠される世の中だが、加藤の場合は一芸にまで昇華してしまったようだ。