ボクシングの新型コロナウイルスのチャリティーイベント「LEGEND」は11日に東京・代々木第一体育館で行われる。メーンでWBAスーパー&IBF世界バンタム級統一王者、井上尚弥(27=大橋)と対戦する元WBC世界フライ級の比嘉大吾(25=Ambition)にとっては、今後の自身の〝商品価値〟を審判される大一番となりそうだ。

 今回行われるのは3分×3ラウンドのエキシビションマッチだが、比嘉は6日に井上との対戦が発表された際「バンタム級にいる以上、避けては通れない相手。いつかは倒す相手として世界前哨戦として戦います」とのコメントを発表した。

 比嘉は「15連続KO勝利」の日本タイ記録の持ち主。井上との試合が実現することが期待される半面、現状では海外でも「モンスター」として認知されている井上とではまだ〝格〟が違う。

 その井上は10日に自身のツイッターに「手を抜いた公開スパーリングなんて誰が見たい? お金を払って来てくれるのだからそれなりのものを見せないとね」とのコメントを投稿した。

 この〝ガチ予告〟に対して比嘉は10日に行われたトークライブで「ガチじゃなきゃ、やられる。思い切り振り回していきますよ」と反応。当日の9分間の戦いで自身のコメントにふさわしい、ファンや関係者に「試合でも見たい」と思わせるパフォーマンスが出来れば、実現への期待感は高まる。

 逆に失望させるような内容では、バンタム級の4団体完全制覇を目指す井上の対戦相手には値しない、との評価を下されることになる。

 比嘉にとっては今後のボクシング人生を左右する3ラウンドとなりそうだ。