ボートレースとこなめのGⅠ「開設67周年記念 トコタンキング決定戦」は8日の最終日、第12レースで優勝戦が行われ、1号艇・斉藤仁(東京=43)が逃げ切ってV。3回目のGⅠ優勝を飾った。2着に2号艇・平本真之(愛知=36)、3着に3号艇・松村敏(福岡=37)が入り、3連単1―2―3は920円と1番人気での決着で幕を閉じた。
枠なりながら、松村が3コースの〝カド〟に引いた、12・3456の並びでレースは始まると、インコースからコンマ03のトップスタートを決めた斉藤が危なげなく押し切り、独走態勢を築いた。
レース後に真っ先に出たのは「迷惑をかけたし、妻に感謝したい」という家族への言葉だった。今年はそれだけ苦しい1年だった。昨年12月のレース中に負傷し、今年の初戦は3月となった。さらにコロナ禍で、世相も暗い状況だったが、この逆境をプラスに変えた。「今年、とこなめを3回走って、スタートやコースの景色がつかめたことが大きい」と、東京支部ながら水面を熟知していたことが今回のVへとつながった。というのも、現在は解除されているが、コロナ禍でできるだけ選手の移動距離を短くするため、地区を限定したあっせんになっていた時期があり、例えばとこなめなら東海、関東、近畿の選手のみで開催していたのだが、その経験を生かし切ったわけだ。
賞金ランクも2か月のブランクがありながら74位と、地元・平和島のSG「グランプリシリーズ」出場が視野に入ってきた。また、GⅠ優勝ということで来年3月の福岡SG「クラシック」の権利もゲット。「来年にもつながるし、チャンスが巡ってきたので、頑張りたい」と今後の飛躍を誓ってレース場を後にした。
斉藤は1977年6月21日生まれの83期生。過去のGⅠVは2012年の桐生56周年、13年・若松61周年の2回。また、13年にはベスト12で行われていた時代の「グランプリ」(住之江)に出場した経験がある。












