ボートレースびわこのGⅡ「結核予防事業協賛 第65回秩父宮妃記念杯」は15日最終日、12Rで優勝戦が争われ、馬場貴也(37=滋賀)が4カドからのまくりで快勝。今年4回目の優勝、地元伝統のタイトル初制覇。節目の通算50回目のVを達成した。

 この日は荒天のため6R以降、安定板を装着し、優勝戦は2周に短縮。ライバルとの争いのほかにうねりと風との戦いとなった。その激闘を制したのはびわこ育ちの馬場だった。「最後はびわこの水面に助けられた」とほほ笑んだ。

 走り慣れている馬場が「今までのびわこで1、2を争う」というほど厳しいコンディションとなった最終決戦。やはり地の利は大きかった。スタート特訓後に「少しでも乗りやすく、と思ってチルトをマイナスにする」と決断したのも難水面の戦法を熟知しているからこそ。スタートもままならぬ艇もいた中で馬場は「ビビらずに行けば…」と腹をくくって4カドからコンマ05のトップスタートでスリットを通過。一気にまくって決着をつけた。

 昨年末のグランプリはトライアル1st敗退。その悔しさを糧に今年は「TR2nd入り」を目標に年初から〝攻め〟の姿勢を貫く。「気持ちを込めていきました。1月の芦屋GIを取りこぼした(優勝戦1号艇で6着)のでここで勝てて良かった。念願だった地元の伝統あるレースを勝てて本当にうれしい」と笑顔でレース場を後にした。