7日のNHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」で、昨夏放送されたテレビ東京系深夜ドラマ「八月は夜のバッティングセンターで。」をほうふつさせるシーンがあった。

 この日は、ヒロインのひなた(川栄李奈)が家で家族や友人らと夏の甲子園中継に見入り、弟の桃太郎が「松井がずっと敬遠されてるんや。5打席連続やで」と悲痛そうに語り、1992年の松井秀喜氏(元巨人、ヤンキースなど)の伝説的エピソードが劇中で話題になった。

 敬遠談義が続く中、ひなたの脳裏に浮かんだのは打席に立つ自身の姿。京都・太秦の撮影所に勤めるひなたは、両思いの大部屋俳優の五十嵐(本郷奏多)に結婚をプッシュしているが、相手は煮え切らない。ひなたが想像で対峙した投手の五十嵐は勝負せずにボールを外しまくる。「何で私のこと敬遠するの」とひなたは叫ぶのだった。

 人生の状況を野球の局面に置き換えるのは、関水渚と仲村トオルのコンビによる「八月は夜の――」の定番シーン。悩みを抱える女性がバッティングセンターで仲村らに胸の内を明かすと、野球場にワープ。気が付くとマウンドやバッターボックスに立っており、自身の性格や人間関係を反映するかのような試合状況で決断を迫られるという流れだった。

 野球にまつわる話が絶えない「カムカム」。NHKからテレ東へのオマージュなのか…。