女優・黒沢あすか(50)が2日、日本外国特派員協会(都内)で主演映画「親密な他人」(5日公開)の試写イベントに出席。外国人記者を相手に、日本における〝ベテラン女優〟の実情について明かした。

 同作は日本独特の犯罪・オレオレ詐欺を題材に、化粧っ気はないが色香漂う46歳の女・恵(黒沢)と、詐欺集団メンバーの美青年・雄二(神尾楓珠)のだまし合いを描いた心理サスペンス。ひょんなことから同居を始めた2人は、やがて親子のような、恋人のような怪しい関係になり、年の離れた男女の官能シーンが随所に出てくる。

 実生活で黒沢は、22歳、16歳、14歳の息子と夫の世話で「日々大変」だという。オファーをもらったときは「〝私は女なんだ〟っていうふうに自覚することができました」。そのワケを、「夫や子供たちの生活で抑圧されていたわけではありません」と前置きした上でこう明かした。

「やはり日本の芸能界(の女優)というのは、40(歳)を過ぎると自然とお母さん役ばかり演じる機会に恵まれるんです。たくさんのお母さん役を演じていくことで、女であるということを忘れてしまったんですね。でも真夕さん(中村真夕監督)のおかげで、再び自分が無意識に向こうのほうへ押しやっていた〝女〟というものを、久しぶりに手繰り寄せて、楽しく、そして大胆に、1人の女性・恵という役を演じさせていただきました」

 黒沢は2004年、映画「六月の蛇」で東京スポーツ映画大賞主演女優賞を受賞しているが、今作は「私のターニングポイント」で「ホントに誇りをもてる作品に今、なっています」と胸を張った。