フジテレビ系で6日午後8時から生放送されるピン芸人日本一決定戦「R―1グランプリ2022」で決勝進出したお見送り芸人しんいち(36)が取材応じ、「優勝して、『白黒アンジャッシュ』(千葉テレビ)に出たい!」と宣言した。「白黒――」では先日、不倫騒動で活動休止していた渡部建(49)が1年8か月ぶりに復帰したが、しんいちは「僕なんか2年半、何もしてない時期があった」という――。

 ――R―1は昨年の大会から、出場資格が芸歴10年以内に変更された

「正直、めっちゃショックでした。今年がラストチャンスになったんで、もしムリやったら芸人を辞めなきゃならないかと思った。やっぱり営業とかでも、賞レースのファイナリストという肩書がある芸人が求められる。今年逃してたら、『R―1ファイナリスト』っていう肩書がないままこの先、芸人として食っていけるのか? やっぱり辞めなきゃならないのか? チラチラ頭の中に浮かんでました」

 ――実は芸歴10年を超えている、という疑惑も取りざたされたが

「確かに2009年デビューですが、途中2年半ほど活動してない期間があって、それを抜くと10年以内になるということで出場できました」

 ――なぜ活動してない期間がある

「大阪でコンビを組んでた相方と一緒に東京に出てきたんですけど、着いてすぐに相方が『辞める』って言いだして解散。それから2年半です」

 ――どんな生活

「ずっとフットサル場でバイトして、休みの日は違うフットサル場に遊びに行って、疲れて寝る。起きたらゲーム尽くし。それが毎晩。あとお笑い番組見て、『この芸人、おもろないな』とか偉そうに言ってました」

 ――ネタを作ったりは

「やろうと思ってサボって2年半です。ツテもないし。でも『自分は天才だから、ちゃんとやればいつかできる』という自信だけあった。そんなんじゃ通用しないと分かったのが、今の事務所であるグレープカンパニーに所属してからです」

 ――クズ芸人だった

「ネタも作ってなかったから芸人でもない。ただのクズでしたね」

 ――それが今年、R―1ファイナリストに

「ウチの事務所でR―1で決勝に行くのは僕が初めてなんです。少しだけ恩返しできたかと」

 ――先輩のサンドウィッチマンからは何か言われた

「富澤たけしさんには『優勝なんて目指さなくていいよ』と言われました。僕は意気込んで舞台に出ると大体スベるんで、そう言ってくれたんだと思います。伊達みきおさんも喜んでくれました」

 ――R―1は優勝したら、優勝者特番をやれるという特典がある

「歌ネタやってるので音楽番組をやりたいです! 僕のことを『面白い』と言ってくれたアーティストに、スキマスイッチさんとか山崎まさよしさんがいるんで、そういう人たちに歌ってもらえたら。それでトリは僕(笑い)」

 ――ライバルは

「みんな面白いけど、やっぱり優勝候補と言われるZAZYさんと、『THE W』王者の吉住さん。この2人はイヤでも意識します。ウチの事務所で大きい賞レースで優勝するのは、M―1のサンドさん以来になるから、頑張ります!」

 ――優勝して出たいテレビ番組は

「今まで出てない番組は何でも出たいけど、マジで僕、『白黒アンジャッシュ』に出たいんですよ。ネタをやらしてくれて熱いトークして。いい番組じゃないですか?」

 ――渡部建は先日、1年8か月ぶりに復帰した

「僕なんか2年半も何もしてなかったから、どうってことない。渡部さんとお笑いについて、熱く語り合いたいです!」

 ――聞きたいことは

「そうですね。『奥さんのファンなんで家に行っていいですか?』と。お笑いに関係ないけど(笑い)」

☆おみおくりげいにんしんいち 1985年4月21日生まれ。大阪府出身。グレープカンパニーに所属するピン芸人。歌ネタが得意で、「歌ネタ王決定戦」では2019年、20年と2年連続で決勝進出。15年にも田中光と組んだユニット「田中上野」で決勝進出した。特技はサッカーで、大阪・北陽高校時代にインターハイ出場。芸名は、礼儀正しくお見送りする姿を見た、サンドウィッチマンの伊達みきおが命名した。