28日放送されたNHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」第42話で、2代目ヒロインのるい(深津絵里)が、勤務するクリーニング店の客で弁護士の卵である片桐(風間俊介)と映画デートをするシーンがあり、視聴者の考察を誘っている。 

 るいが片桐に誘われて見た作品は、黒澤明監督の名作の一つである「椿三十郎」。2人の待ち合わせ場所に立つ大看板には「ナンバシネマ」「浪速劇場」「ホテイ座」と大阪の劇場名が並び、最も大きいPR画が「椿三十郎」だった。

 その下には別の洋画を描いた絵が並び、片桐の横に「あさがお」という洋画らしき作品のタイトルが映った。

 時代設定は1962年頃。三船敏郎主演の時代劇「椿三十郎」は同年に封切られているが、「あさがお」なる海外映画が日本で公開されたのかは不明。架空の作品の可能性があり、ツイッターでは視聴者のモデル作品探しが始まった。

 似た名前では、ルイス・ブニュエル監督の名作でカトリーヌ・ドヌーブ主演の「昼顔」。ひらがな書きであることから、ソフィア・ローレン&マルチェロ・マストロヤンニの「ひまわり」説は、多数のツイートで指摘された。ただ、いずれも公開時期は62年とはズレがある。

 深読みすれば、風間がヒロインの夫役で出演したフジテレビ系ドラマの題名「監察医 朝顔」をもじった可能性も考えられる。

 さらに、「初デートで椿三十郎」にも「本当にいいのか」などと疑問が寄せられる一方、そんな片桐を「推せる」「シブい」との好感も。劇中で片桐は「三十郎はああ見えて論理的で、弁護士やったら優秀やったやろなあと思って見てたわ」と語り、るいに「本当にお仕事熱心なんですね」と言われている。前述の看板には、当時の興行では珍しくなかった「二本立て」の文言もあり、2人は「もう1本見たのではないか」と推測するツイートもあった。

「カムカム――」は28日で年内の放送が終了。1月3日に再開する。