日本競輪選手養成所(所長・滝沢正光)121回生(男子)の早期卒業認定となった中野慎詞候補生(22=岩手)と太田海也候補生(22=岡山)の2人が22日、東京・江東区の東京スポーツ新聞社を訪れた。早期卒業は117回生の寺崎浩平(27=福井)と菊池岳仁(21=長野)以来、通算4人目となる。

 早期卒業には記録会、競走訓練の成績、学科など高いレベルで設定された目標をクリアする必要がある。中野はアマチュア時代から実績があり、ナショナルチームの短距離強化指定Aにも選ばれている。はっきりと「早期卒業を目標にしていた」と堂々の認定だ。トレードチームであるドリームシーカーの偉大な先輩の新田祐大(35=福島)と深谷知広(31=静岡)には「早期卒業してきます、と宣言していたので有言実行できてよかった」と笑顔を見せた。

 太田はボート競技をやっていたが、ケガで日大時代に断念。地元に帰り「務めていたサイクルショップの社長に勧められて」ロードの大会に出たところ、いきなり優勝。「子供のころから自転車は好きだったけど」とスピード出世に戸惑いもある様子だった。12日の全日本トラックのケイリンで落車し「右鎖骨を骨折したけど、手術してもう大丈夫です。1月後半にはレースに出られると思います」とハツラツと話した。

 中野はパリ五輪のエースとしての地位を確立しつつあり、太田はこれからナショナルチームに所属して成長をもくろむ。滝沢所長は「君たちが〝令和の二刀流〟として日本と世界で活躍することを信じています」とコメントを寄せた。