「技」の加藤鷹(58)、「駅弁」のチョコボール向井(50)――。彼らの名前を聞いて股間を熱くさせるAVファンも多いはず。そんな元AV男優、元プロレスラーのチョコ氏が6月に脳卒中で倒れたことをご存じだろうか。一時は死地をさまよったチョコ氏は懸命のリハビリで完全復活し、スナックをオープンして店に立つ。回復までの軌跡を本人への直撃でたどった。

 AV界をリードしたチョコボール向井氏が脳卒中から約4か月でのスピード復活という新たな伝説を作った。6月に倒れたチョコ氏は、東京・渋谷区幡ヶ谷に新しくスナック「chocoball family」を出す。

 2007年にAV界から退いたチョコ氏は、新宿2丁目にスナックを開店したが、今年6月23日、右脳から出血して店の中で倒れた。多量のアルコール摂取の積み重ねと、不健康な食生活による高血圧が原因だった。

「左の顔面まひ、左腕、左脚、上から順に動かなくなった。倒れてすぐ常連さんが見つけてくれて、救急車で搬送された」

 直後の記憶はほとんどなく、気付けばベッドの上。さらに悪いことに敗血症で危篤状態になり、ICU(集中治療室)に入った。そこで見たものはさんずの川。

「足を突っ込んだら生ぬるかった。川向こうから誰かが手招きしてた」

 持ち前の生命力でこの世に帰ってきたチョコ氏だが、地獄のようなリハビリ生活が待っていた。動かない左半身の回復のため、8月からは転院してリハビリを開始。「脳梗塞を患った長嶋茂雄さん(巨人軍長終身名誉監督)も受け入れた病院でスパルタだった。車イスから立ち上がっては座る動きを繰り返した」

 9月からは車イスを捨ててつえ歩行に。医者に止められながら、廊下で腕立て伏せもした。ついにはつえも必要なくなった。リハビリを乗り越えられたのは仲間の支えがあったから。「ファンの応援にも助けられた。プロレスラー井上京子さん。元AV女優小室友里さん。鷹さんやしみけん。多くの仲間が見舞いに来てくれた」

 特に「ライバル」と呼ぶ加藤は倒れた直後に駆けつけた。「同じ時代をリードした盟友。『早く元気になれ』と言ってポンと見舞金を出してくれた」と涙ぐむ。

 脳卒中は、1日に16発も射精した絶倫のチョコ氏を禁欲どころか、“断欲”状態にさせた。

「入院中は物を食べて排せつするだけ。脳卒中で四肢の先がしびれるんだ。アソコの先端もしびれてたかもね。ハッキリ言うとオナニーどころではなかった。人生で4か月も出さなかったことは初めてだ」

 そうは言うものの「(10月末に)退院してからはムラムラしてきた(笑い)。もう駅弁ができるくらいには回復したよ」と日焼けサロンで黒く焼いた顔に笑みを浮かべる。「1回卒業したものはやらない」と言うが、出演のオファーがあればAV復活もあるかもしれない。

 16日のグランドオープンには加藤もスタッフとして参加。伝説の2人が店に立つ。

「一度は死にかけた男が半年もたたずに店を出すまでになった。復活を祝ってほしいし、僕の姿を見て『なんでもできる』と思ってもらいたい」

“黒い不死鳥”の復活をその目で目撃してほしい。