西武園競輪S級シリーズ(FⅠ)は6日に最終日を迎える。初日のシードメンバー6人が順当に勝ち上がってきた決勝(12R)は大激戦ムード。スランプに陥っている実力者の菅田壱道(34=宮城)からは景気のいいコメントこそ聞かれなかったが、展開次第では一発があるかもしれない。

 激戦だった5日の準決勝11Rで2着に入り決勝進出を決めたが「全く踏めてない。全然ダメ」と険しい表情で引き揚げてきた。

 今年に入って、突如スランプに陥った。「1月は体の不調、2月はシューズが合わなかった」と前検日に不振の原因を明かし「今回は大丈夫なはず」と自信を持って参戦してきたが、フタをあけてみれば今シリーズも手応えなし。さすがに参ってしまったようで「何が悪いのかわからない…。走っていて違和感だらけだし、さすがに心が折れそう」と声を振り絞った。

「20代半ばにケガで8か月間、1着が取れなかったことがあった」時以来の大不振。ここを乗り越えた先には必ず明るい未来が待っているはずだ。「上を目指すのはしんどいもの。やめるのは簡単だけど、それはしたくないし今はとにかく我慢。この時期をしのぎ切ってGⅠでまた結果を出せれば、喜びもひとしおなはず。そんな日が来ると信じて腐らずやります」

 決勝は単騎戦。「一発狙う、とか言える調子じゃないけど、ケアなどやれることをやって最善を尽くします」。決して万全ではないが、気力を奮い立たせ好敵手に挑む。