服役中の元タレント・羽賀研二容疑者(57=本名・当真美喜男)の新たな悪行が露見している。同容疑者と元妻は、詐欺被害者の男性への賠償に充てられる資産を隠した強制執行妨害の疑いで沖縄県警に逮捕された。本紙は羽賀容疑者の“金への執着ぶり”を報じたが、実は2013年に有罪判決が確定し刑務所に収監される前から沖縄に不動産を所有していたという。さらに「この資産を隠して賠償金を払わず、逃げ切る気満々だった」との証言をキャッチ。6年前から周到に計画された犯行だった可能性が浮上している――。

 羽賀容疑者が以前、200~300万円の札束を持ち歩き、返済の催促があっても「お金がない」と虚偽の発言をしていたのは本紙昨報通り。“あるのにない”と装うのは、今回の逮捕容疑でも当てはまるようだが、まずは一連の経緯を振り返りたい。

 羽賀容疑者は未公開株の売買でうその価格を被害者男性に提示し、計約3億7000万円を受け取った詐欺罪や恐喝未遂罪などに問われ、2013年に懲役6年の実刑判決が確定した。ただ、この実刑判決が出たのは第二審で、第一審では異例の無罪判決が下された。

 そもそもこの事件で羽賀容疑者が逮捕されたのは07年のこと。翌08年1月に始まった公判では、一貫して無罪を主張した。この時は、弁護側証人として出廷した元歯科医の男性が羽賀容疑者に有利な証言をしたことが決め手となり、一審では無罪判決を勝ち取った。

 ところが検察側が控訴して始まった第二審では、一審で羽賀容疑者に有利な証言をした元歯科医が偽証罪で有罪判決を受けたことで状況が一変。11年6月に懲役6年の実刑判決を受けたのだ。羽賀容疑者は最高裁に上告したが13年に棄却され、実刑判決が確定し、現在も沖縄刑務所に服役中だった。

 また被害者の男性は11年、約3億9000万円の返還を求めて大阪地裁に提訴し、16年10月には全額の支払いを命じる判決が下された。その後、羽賀容疑者は控訴したが棄却され、17年5月に一審の判決が確定した。

 羽賀容疑者は今回、この支払いを免れるために妻と偽装離婚し、不動産を財産分与したように装って差し押さえを逃れようとして元妻とともに逮捕された。一部報道によると羽賀容疑者は沖縄県内に16件もの不動産を所有しており、月の家賃収入は少なくとも約336万円あったと見られているからだ。
 実はこれらの不動産は、13年に実刑判決が確定して収監されるころには既に所有していたものだという。

「一審で無罪となったものの、証言した歯科医が偽証罪で有罪になったことで、羽賀容疑者は二審の判決が出る前に収監されることを覚悟したようだ。さらに民事でも訴えられ、賠償金を支払う判決が出ることも覚悟していたが、それでも『払える資産がない』と言って逃げ切るつもりだった。それを見越して沖縄に不動産を所有していることは黙ったまま6年前に刑務所に入ったということは、当時から計画的だったんでしょう」(事情通)

 被害者の男性は当時、羽賀容疑者が沖縄に不動産を所有していたことは知らなかったという。

「羽賀容疑者は一時、宝石ビジネスなどで大儲けしたことが有名。被害者は、そういう資産については認識していたが、沖縄の不動産については知らなかったようだ」(同)

 羽賀容疑者が離婚したのは16年12月ごろで、翌17年1月に不動産の所有権を元妻に移す手続きを行っている。

「大阪地裁が支払いを命じる判決を下した直後に離婚し、財産分与の手続きをしたわけだけど、服役中の羽賀容疑者は細かい手続きをやれないからね。そうなると手続きは元妻がやったわけだけど、短い面会時間や手紙だけで話し合いもできていないはずだから、収監前にこうなることを想定して、2人でじっくり話し合ったと考えるのが自然」(同)

 6年前に刑務所に入る前から、偽装離婚を計画していたとしたら…。本当に“希代のワル”と言えそうだ。