「NHKと裁判してる党弁護士法72条違反で」(NHK党)公認で衆院選(19日公示、31日投開票予定)の埼玉3区から立候補を表明している河合悠祐氏(40)が12日、埼玉県庁で会見した。

 河合氏は京大卒の元芸人で、現在はユーチューバー兼会社経営者の異色の経歴を持つ。今年の千葉県知事選にピエロに扮し、「千葉県全体を夢と魔法の国にする党」代表として、千葉県のディズニー化を掲げ、政界デビュー。その後、都議選の葛飾区選挙区では「愛の力で婚姻率低下・LGBT等差別・動物殺処分の問題解決をする党」(愛の力党)として立候補するも落選していた。

 河合氏が次なるチャレンジの場に定めたのは国政選挙だ。諸派党構想を掲げるNHK党の立花孝志党首(54)は河合氏の能力を高く買い、スカウト。これに河合氏も応じ、立候補が決定した。

 河合氏は「NHK党から出馬することで賛否両論あるが、デメリットといえばNHKの紅白歌合戦に出る夢がついえたくらいで、それ以外は感じていない」と笑い飛ばした。河合氏は千葉県知事選出馬時に新曲も公開し、歌手としても活動していた。

 衆院選出馬に当たって、自身が代表を務める政治団体「愛の力党」を「少子化解決党」にリニューアルした。婚活パーティー会社を経営している河合氏は「既存の政治は結婚した後、経済的に補助するのに重きを置いている。それはそれで進めながら、出会いを促進したい。婚活版のハローワークみたいなものを作って、出会いのところに注目させるようなことができれば」と訴えた。