岐阜競輪場で行われているGⅡ「第37回共同通信社杯」は19日、3日目を開催した。20日は最終日。11Rで決勝が行われる。

 準決11Rを2着で通過した清水裕友(26=山口)だが、勝ち切れなかったことに頭を悩ませる。悩んだ末に下した決断は…。また、どうしても優勝したい理由が、今回はある。

 優勝をもぎ取って、少しでも楽になる。昨年は2月の全日本選抜でGⅠ初制覇。それにより早々にグランプリの切符をつかんだ。だが、今年はまたシ烈な賞金争いの真っただ中にいる。

「実際、どうなんすか、オレ。今年は…」

 2018年のグランプリは競輪祭で大逆転の出場権ゲット。翌19年は苦労を重ねてのものであり、そんな思いはもうしたくない。18日終了時点で5位。GⅠ覇者を除いた賞金争いだけで考えれば2番手と有利な位置にいるが、まだ分からない。

 決勝11Rは乾坤一擲の勝負をかける。「すべてを見直す。体、自転車、イチかバチか、全部。あの展開で勝ち切れてないのでは決勝は勝てない」。準決11Rを勝ち切れなかったことは、決勝に大きく影響する。その不安をすべて払拭し、ぶち壊し、壁を乗り越える。

 弱気なコメントが多いタイプとして定着しているが「楽になりたい」はまさに本音。それを原動力に結果につなげられるか。今の清水にとって優勝賞金2269万円はもはや精神安定剤。10月、11月を心地よく戦い、そして12月のグランプリに向かうためにも重要な一戦になる。