NHK大阪放送局は27日、新番組「toi―toi(トイ・トイ)」(木曜・午後8時)の制作スタッフ取材会を行い、番組へのこだわりとナレーターに稲垣吾郎を起用した理由を説明した。
同番組は、ある人が心の奥底に抱いてきた「問い」を、みんなで考えてみようという新しい福祉番組。「問い」を立てた主人公が、多様な視点を持った人たちと対話しながら探求。違いを認め合い、ともに生きる世の中を実現するためのヒントを探るという。
初回放送(4月3日)のテーマは「見た目に自信ありますか? 」。ディレクターを務めた加藤寛貴氏は「自分がマイノリティーという自覚のない方、あらゆる一般の方々にも問いが自分ごととして考えてもらえる番組を目指していこうと。深く思い悩む方以外でも誰でも考えやすい問いかと思い設定した。障がいのある方、マイノリティーのある方だけの番組になりがちなところをいろんな方に興味を持っていただけたら」と語った。
従来の福祉番組にありがちな難病について伝えるのではなく、一般人でも身近な問いをキーワードにし、本音で話し合うスタイルにこだわったという。
同局制作統括の久保暢之氏は「この番組の新しいやり方でファシリテーター(座談会の進行役)をあえて置いていない。ときどき話が脱線することもあるが、脱線が深い議論につながって、思いがけない発見もあったりします。編集作業の段階で30分という短い番組ですので、視聴者の方に見やすい番組に仕上げています」と舞台裏を明かした。
10日に放送されるテーマは「あなたは信用されていますか? 」。
これに久保氏は「いろいろな方を取りあげたりする中で外国人の方の話を聞きたいなと思った。(主人公の方への)取材の中で『信用されてない。家を借りられない』という言葉を聞いた。それはさまざまな人にとってかかわりがある。自分ごとにもなるし、外国人を信用していない、いろんな広がりがある問いになりそうだなと思って、みんなで議論していって決めた」と語った。
稲垣吾郎が同番組のナレーションを務めている。
起用理由について久保氏は「この番組にヒットした声と思って起用しました。透明感のある、どこかの色に偏らない印象をずっと持っていまして、どこにでも寄り添える方。稲垣さんのフラットな声が番組出演者のみなさんの魅力を際立たせてくれる」と説明した。










